トヨタダイナの買取相場|年式・走行距離・架装別の実データ【2026年9月】

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結論から :

  • トヨタダイナの中古相場は、2026年9月に集計した中古流通 241台 で 中央値311万円 (25〜75パーセンタイルで237万〜388万円)。買取試算は概ね 187万〜249万円 前後
  • 6月(231台・310万円)から横ばい 。ただし中身は動き、台数の多い平ボディ・アルミバンが上がり、高年式・低走行の帯が下がった
  • 平ボディが流通の半分(127台) 。ダイナの相場は平ボディの相場(298万円)と言ってよい
  • 同じ中身の三つ子で比べると、 デュトロ330万円>ダイナ311万円>トヨエース265万円 。平ボディに限るとダイナが本家より高い

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トヨタダイナは、1999年以降は日野と共同開発で ダイナ/トヨエース/日野デュトロが共通設計の“三つ子” となり(中身は日野デュトロのOEM)、部品供給が安定して中古流通量も豊富な小型トラックです。 トヨタブランドの新車販売は2020年3月で終了 しており、今後市場に出るのは中古のみ。この記事では、相場ナビ編集部が中古トラック流通サイト truck-bank.net の掲載価格を 2026年6月(231台)と9月(241台)の2回独自集計 し、ダイナの相場を「いま」と「3か月の値動き」、そして 兄弟車との比較 から読み解きます。

まず結論:ダイナ241台の9月相場サマリー

区分 サンプル数 最安 25% 中央値 75% 最高
全体(2026年9月) 241台 78万円 237万円 311万円 388万円 698万円
参考: 全体(2026年6月) 231台 80万円 239万円 310万円 423万円 1,011万円

中央値 311万円 は中古として「売られている」価格の中央値です。あなたが業者に「売る」買取価格はこれより低く、 編集部試算で概ね187万〜249万円 (掲載中央値の6〜8割)が目安になります。25〜75パーセンタイルが237万〜388万円に収まり、上限も698万円と、小型2tの中では価格帯がまとまった読みやすい相場です(登録済未使用車は7台と少なく、全体の中央値をほぼ動かしていません)。

読みどころ①:ダイナの相場は「平ボディの相場」——流通の半分を占める

9月に集計した241台のうち 平ボディが127台(53%) 、アルミバンが55台(23%)で、この2つで流通の4分の3を占めます。特装系の比率が高い本家のデュトロとは構成が違い、 ダイナは汎用架装の車 として流通しています。

ボディ形状 サンプル数 最安 中央値 75% 最高
平ボディ 127台 99万円 298万円 376万円 559万円
アルミバン 55台 78万円 336万円 378万円 678万円
クレーン 12台 218万円 480万円 593万円 658万円
ダンプ 8台 210万円 299万円 418万円 493万円
アルミウィング 6台 99万円 284万円 317万円 357万円
ルートバン 6台 109万円 237万円 284万円 340万円
冷凍バン 5台 152万円 350万円 429万円 478万円
幌付き平ボディ 4台 170万円 389万円 403万円 418万円

平ボディ(298万円)とアルミバン(336万円)で相場の骨格ができ、クレーン(480万円)が上位をつくります。 ダイナの平ボディは兄弟車の中で最も高い (デュトロ263万円・トヨエース258万円)のも特徴で、台数が多く買い手がつきやすいぶん、掲載側も強気の値付けができている構図です。売り手にとっては、平ボディ・アルミバンは「台数が多いから安い」のではなく「買い手が多いから値が安定している」架装だと押さえてください。

読みどころ②:6月→9月で全体は横ばい、中身は「主力が上げ・高年式低走行が下げ」

同じ方法で3か月前に集計した231台と比べると、全体の中央値は 310万→311万円で横ばい でした。掲載在庫は373台から433台へ約16%増えています。横ばいの内側で起きた入れ替わりを、架装別・帯別に並べます。

区分 6月 中央値(台数) 9月 中央値(台数) 変化
平ボディ 278万円(103台) 298万円 (127台) ▲20万円
アルミバン 318万円(45台) 336万円 (55台) ▲18万円
クレーン 570万円(18台) 480万円 (12台) ▼90万円
冷凍バン 390万円(12台) 350万円 (5台) ▼40万円(台数少)
走行 〜10万km 364万円(145台) 339万円 (128台) ▼25万円
走行 10〜30万km 269万円(81台) 269万円 (110台) 横ばい
2018年式以降・〜10万km 428万円(92台) 378万円 (86台) ▼50万円

主力の平ボディ・アルミバンは上がり、高年式・低走行の帯(2018年式以降・10万km以下)は50万円下がりました 。上限側が下がり下限側が上がる、価格帯の圧縮が起きています。同じ小型で同じ期間に、本家デュトロの中古車は352万→312万円へ下がり、トヨエースは255万→265万円へ上がったので、三つ子の中でもダイナは中間の動きです。

この比較は掲載価格の集計値の比較で、在庫の入れ替わりが大きいため目安です。それでも 「高年式・低走行のダイナは待つほど不利、中古主力帯は底堅い」 という読みは、売るタイミングの判断材料になります。

読みどころ③:三つ子(デュトロ・ダイナ・トヨエース)は同じ中身でも値段が違う

車種 集計台数 中央値(掲載全体) 平ボディ中央値 新車販売
日野デュトロ 178台 330万円 263万円 継続中
トヨタダイナ 241台 311万円 298万円 2020年3月終了
トヨタトヨエース 115台 265万円 258万円 2020年3月終了

掲載全体では本家のデュトロが最も高いものの、その差は特装系が作っています。 平ボディに限ればダイナが3車で最も高く 、トヨエースとは40万円の差があります。中身が同じ車で40万円違うのは、ブランドの認知度と流通量の差で、査定でも「ダイナ」と「トヨエース」で業者の参照点が変わります。売り手にとっては、 同年式・同架装のデュトロやトヨエースの数字を参照点として持っておく と、言い値を避ける材料になります。

走行距離別の買取相場(2026年9月)

走行距離 サンプル数 最安 中央値 75% 最高
〜10万km 128台 109万円 339万円 440万円 678万円
10〜30万km 110台 78万円 269万円 338万円 698万円
30万km〜 3台 323万円 — — 398万円

ダイナは 流通の53%(128台)が走行10万km以下、30万km超は3台 しかない低走行中心の車種です。近距離配送や自家用の商用車として使われることが多く、過走行になる前に手放される車格です。10万kmを境に339万→269万円と70万円下がりますが、10〜30万kmの帯は6月から横ばいで底堅く、ここが「売却時のダイナ」の典型です。 過走行のダイナは国内の買い手が少ない ため、30万km超は輸出ルートを持つ業者を必ず相見積もりに入れてください。

年式別の買取相場(2026年9月)

年式 サンプル数 最安 中央値 最高
2026年 3台 488万円 508万円 559万円
2025年 5台 378万円 493万円 529万円
2024年 4台 464万円 510万円 552万円
2023年 3台 376万円 418万円 678万円
2022年 16台 278万円 391万円 498万円
2021年 31台 249万円 350万円 569万円
2020年 13台 260万円 334万円 593万円
2019年 21台 190万円 270万円 499万円
2018年 31台 228万円 363万円 658万円
2017年 29台 184万円 269万円 480万円
2016年 12台 210万円 258万円 698万円
2015年 14台 152万円 210万円 605万円
2014年 7台 99万円 237万円 308万円
2013年 9台 135万円 220万円 361万円
2012年 7台 168万円 251万円 410万円
2011年 7台 148万円 240万円 268万円
2006年 7台 135万円 224万円 398万円

流通の中心は 2017〜2022年式(141台・全体の6割) で、中央値は269万〜391万円の帯です。2021年式と2018年式が各31台と最多で、2020年の新車販売終了直前に登録された個体がいま中古に出てきている構図です。2019年式(270万円)が2018年式(363万円)より低いといった単年の凸凹は架装の混ざり方によるもので、年式は「帯」で読むのが実態に近い見方です。2011年式以前でも220万〜250万円が残っています。

年式×走行距離で見る相場(クロス集計・2026年9月)

年式\走行距離 〜10万km 10〜30万km 30万km〜
新しめ(2018年〜) 378万円
(86台)
330万円
(40台)
323万円
(1台)
やや古(2013-2017) 284万円
(25台)
230万円
(46台)
—
古(〜2012) 235万円
(17台)
224万円
(24台)
330万円
(2台)

最も台数が多いマスは「新しめ・〜10万km」(86台・378万円)で、流通の3分の1以上がここに集中しています。6月の428万円から50万円下がったのもこのマスです。「やや古・10〜30万km」(46台・230万円)が2番目に多く、売却時のダイナの典型はこの2つです。「新しめ・〜10万km」と「古・10〜30万km」の開きは約1.7倍で、大型トラックのような極端な開きにはならず、 どのマスも220万円以上で底が抜けない のがダイナの読みやすさです。

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実際の掲載例(中古ダイナ・2026年9月)

集計した中から価格帯の異なる実例を抜粋しました(truck-bank.net の掲載・取得日 2026-09-28)。

年式 架装 走行距離 車検 掲載価格
2013年 平ボディ 135,000km 抹消 155万円
2008年 アルミバン 157,000km 抹消 237万円
2021年 平ボディ 74,000km 抹消 310.8万円
2017年 アルミバン 182,000km 抹消 368万円
2018年 アルミバン 92,000km 抹消 438万円
2026年 平ボディ 1,000km 2028年7月まで 559万円

平ボディとアルミバンだけで価格帯の全域が埋まるのが、汎用架装の車であるダイナらしい並びです。2017年式・走行18.2万kmのアルミバン(368万円)が2021年式・7.4万kmの平ボディ(310.8万円)を上回っており、 年式や走行より架装(バンか平か)が効く 場面があることを示しています。なお掲載車の約7割5分(181台)は「抹消」状態で流通しており、車検の有無は架装や走行距離ほど価格を動かしていません。

ダイナを安く売らないための要点(ダイナ編)

掲載価格と買取価格の差、業者ごとの査定差が生まれる仕組み(販路・手数料・相見積もりの効かせ方)と、売却の流れ・必要書類はトラック買取業者おすすめ比較にまとめています。ここではダイナに固有の要点だけ挙げます。

  • 平ボディ・アルミバンは「買い手が多い」架装 :流通の4分の3を占め、6月から9月にかけて上がりました。台数が多いことを理由に値切る業者には、平ボディ298万円・アルミバン336万円という中央値を示してください。
  • 高年式・低走行なら早めに動く :2018年式以降・10万km以下の帯は3か月で50万円下がりました。寝かせるほど不利になりやすい帯です。
  • 兄弟車の相場を参照点にする :中身が同じデュトロ・トヨエースの同年式・同架装の数字を持って臨むと、「トヨタだから」「日野じゃないから」どちらの言い分にも根拠で応えられます。
  • 新車がない車種の希少性を使う :トヨタブランドの新車販売は2020年3月で終了し、状態のよい個体は指名需要があります。整備記録・車検証・付属品を揃えて臨むと加点されます。
  • 30万km超は輸出販路のある業者を必ず入れる :ダイナは低走行中心の車種で、過走行の国内需要は薄いため、輸出価格を基準にする業者でないと評価が下がります。

よくある質問

Q. トヨタダイナの買取相場はいくらですか?
A. 2026年9月取得の中古流通価格(truck-bank.net掲載 241台)では中央値が311万円、25〜75パーセンタイルで237万〜388万円でした。買取価格の目安は編集部試算で187万〜249万円前後です。6月の310万円から横ばいです。平ボディは298万円、アルミバンは336万円です。

Q. ダイナの相場は最近上がっていますか、下がっていますか?
A. 全体は横ばい(310万→311万円)ですが、平ボディ(278万→298万円)とアルミバン(318万→336万円)が上がり、2018年式以降・10万km以下の帯は428万→378万円へ下がりました。クレーンも570万→480万円へ下がっています。サンプルの入れ替わりが大きいため目安です。

Q. ダイナとデュトロ・トヨエースは相場が違いますか?
A. 同じ9月の集計で、掲載全体の中央値はデュトロ330万円、ダイナ311万円、トヨエース265万円でした。中身は同じですが本家のデュトロが最も高く、ただし平ボディに限るとダイナ(298万円)がデュトロ(263万円)を上回ります。

Q. ダイナはどの架装(ボディ)が高く売れますか?
A. 9月の集計ではクレーン(480万円)、幌付き平ボディ(389万円)、冷凍バン(350万円)が上位で、流通の半分を占める平ボディは298万円、アルミバンは336万円です。ルートバン(237万円)が最も低めでした。

Q. 走行距離が多いダイナでも売れますか?
A. 売れます。ただしダイナは流通の53%が走行10万km以下で、30万km超は3台しかない低走行中心の車種です。10〜30万kmの中央値は269万円で6月から横ばいです。過走行は輸出ルートを持つ業者を相見積もりに入れてください。

Q. 年式が古いダイナでも買い取ってもらえますか?
A. はい。2006〜2012年式でも中央値220万〜250万円で流通しています。トヨタブランドの新車は2020年に販売終了しているため、状態のよい個体は指名需要が下支えします。

Q. 動かない・故障したダイナは買取対象ですか?
A. 不動車・故障車でも、部品取りや輸出を前提に買い取る専門業者があります。日野デュトロと共通部品が多く海外でも部品の引き合いがあります。レッカー無料の業者なら自走できなくても引き取りに対応します。詳しくは動かないトラックでも売れる?をご覧ください。

まとめ

2026年9月のトヨタダイナの中古相場は中央値 311万円 (241台集計・25〜75パーセンタイル237万〜388万円)で、6月から横ばい。中身は主力の平ボディ(298万円)・アルミバン(336万円)が上がり、高年式・低走行の帯が下がりました。ダイナは 流通の半分が平ボディ、半分が走行10万km以下 という汎用・低走行の車で、三つ子の中では デュトロ330万円>ダイナ311万円>トヨエース265万円 の中間ながら、平ボディでは最も高い車種です。買取価格の目安は 187万〜249万円 ですが、売り先で数十万円変わります。兄弟車の相場を参照点に、複数社で比較してください。

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出典・データについて

  • 相場データ : truck-bank.net に掲載された中古ダイナの販売価格を、2026年6月14日(231台・掲載在庫373台)と2026年9月28日(241台・掲載在庫433台)の2回、相場ナビ編集部が独自集計。掲載価格であり買取保証額ではありません。買取目安レンジは販売価格に一般的な買取係数(60〜80%)を乗じた編集部の推定で、実額は各業者の査定で決まります。6月と9月の比較は掲載価格の集計値の比較で、同一車両の値動きではありません。三つ子比較のデュトロ・トヨエースの数値は同日に同じ方法で集計した掲載全体の中央値です。収集・集計方法は相場データについてをご覧ください。
  • ダイナの三つ子関係・2020年販売終了 : トヨタ75年史、Wikipedia日本語版「トヨタ・ダイナ」「日野・デュトロ」(1999年から日野と共同開発でダイナ/トヨエース/日野デュトロが共通設計、トヨタブランドの新車販売は2020年3月終了)。
  • 中古車・中古トラックの輸出動向 : 財務省貿易統計/JUMVEA(日本中古自動車輸出業協同組合)/JETRO(2025年の中古車輸出は約171万台で3年連続過去最高、トラック・バス仕向けでUAEが世界1位)。
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