コマツの油圧ショベル(ユンボ)買取相場|94台の実データとPCシリーズ型式別の目安【2026年6月】

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PRコマツは海外でのブランド評価が高く、高稼働・古い機体でも輸出で値がつくことがあります。実際の額は機体ごとに変わるので、まず査定額を確認するのが確実です。重機買取専門の 重機買取【建機買取屋.コム】 は中間マージンなし・無料の出張査定に対応しています。

コマツ(小松製作所)はキャタピラーに次ぐ世界2位、国内首位の建機メーカーです。油圧ショベルの「 PCシリーズ 」は世界の建設現場の標準機で、中古・海外輸出とも需要が突出しています。この記事では、相場ナビ編集部が中古建機流通サイトの掲載価格 94台分 を独自に集計し、コマツの油圧ショベル(ユンボ)の実像を、型式(PCシリーズ)・年式・稼働時間の3軸で読み解きます(データ取得日 2026-06-14・出典 mascus.jp)。掲載価格は売り手の希望価格なので、 買取相場はここから業者の利益分を引いた水準 が目安です。

94台データが映すコマツ中古ショベルの実像

まず全体像です。集計した94台の掲載価格は次のとおりでした。

区分 サンプル数 最安 中央値 最高
全体 94台 80万円 192万円 1,017万円

中央値は 192万円 。これは掲載(販売希望)価格の中央値なので、 買取価格はこれより低く、編集部試算で概ね 115万円〜154万円 が目安 です(年式・稼働時間・型式・状態で大きく変わります)。

この94台を細かく見ると、コマツ中古に固有の3つの傾向が読み取れます。

  • 流通の中心は2〜3年落ち :年式別では2023年式が31台、2024年式が25台と、この2年だけで全体の約6割。リース・レンタル上がりの比較的新しい個体が中古市場の主役です。
  • 約8割が低稼働(〜2,000h) :稼働時間別では74台(全体の約79%)が2,000時間未満。コマツ中古は「使い込まれた過走行機」よりも、稼働の浅い機体が数多く出回るのが実態です。
  • 25年超でも値が残る :一方で1998年式(製造から25年以上)が4台、80万円〜105万円で流通中。これがコマツの強みで、古くてもゼロ評価になりにくい—理由は次章で解説します。

なぜコマツは古くても・過走行でも値が残るのか

コマツの油圧ショベルが中古・海外で強い理由は、他メーカーと差し替えのきかないコマツ固有の事情にあります。

1. PC200が「世界標準の20t機」だから。 コマツのPCシリーズ、とくにPC200クラス(20t級)は、世界中の建設現場で最も使われている標準サイズです。標準機は中古市場の母数が大きく、海外でも整備ノウハウ・部品流通が確立しているため、買い手が付きやすく値が安定します。

2. KOMTRAX(コムトラックス)で稼働の裏付けが取りやすいから。 コマツは自社の建機に機械稼働管理システム KOMTRAX を標準搭載しており、稼働時間や稼働状況が記録されます。建機は走行距離ではなくアワーメーター(稼働時間)が価値の核ですが、その数値の裏付けとなる履歴を確認しやすい点は、状態を読みづらい中古取引—とくに現物を見られない輸出—で買い手の安心材料になり、評価の安定につながります。

3. ICT建機(マシンコントロール)の先駆者だから。 コマツは情報化施工の分野で世界に先行し、2013〜2014年に油圧ショベルの iMC(intelligent Machine Control) を実用化、2015年には「スマートコンストラクション」を打ち出しました。マシンコントロール対応の新しめの機体は、電子制御の有無が国内・輸出いずれでも加点要素になります。

4. 海外(アジア・アフリカ)の建設需要が下支えするから。 日本の建設機械は出荷額のおよそ6割が輸出に向かい(建設機械工業会・2019年実績)、なかでもコマツは海外でのブランド力が突出しています。新興国のインフラ・建設需要を背景に、高稼働機は再生・部品取り、低稼働機は実働機として引き合いがあり、国内では値が付きにくい個体でも輸出ルートを持つ業者なら評価できます。だからこそ、94台データの1998年式(25年超)が今も80万円台で流通しているわけです。

年式別の相場(実データ)

年式 サンプル数 最安 中央値 最高
2025年 6台 141万円 163万円 615万円
2024年 25台 141万円 166万円 1,017万円
2023年 31台 112万円 232万円 913万円
2022年 13台 118万円 200万円 577万円
2021年 4台 272万円 289万円 477万円
1998年 4台 80万円 85万円 105万円

新しい年式ほど中央値が高い—とは単純に言えないのがコマツ中古の面白さです。たとえば2023年式の中央値(232万円)が2024年式(166万円)より高いのは、年式そのものよりも、その年に流通している 型式構成(大型機が混じるか) の影響が大きいためです。年式は目安のひとつで、最終的には型式・稼働時間・状態の組み合わせで決まります。

稼働時間(アワーメーター)別の相場と、データの読み方

建機は走行距離ではなく 稼働時間(アワーメーター) が価値を左右します。コマツの場合、前述のKOMTRAX履歴がこの数値の信頼性を補強します。

稼働時間 サンプル数 最安 中央値 最高
〜2,000h 74台 112万円 192万円 1,017万円
2,000〜5,000h 13台 80万円 301万円 833万円
5,000〜8,000h 4台 100万円 105万円 185万円

ここで注意したいのが、中央値が 〜2,000h(192万円)< 2,000〜5,000h(301万円) と逆転して見える点です。これは「稼働が多いほど高い」という意味ではありません。中稼働帯(2,000〜5,000h)にPC240・PC300クラスの大型機が混じり、機体価格の高さが中央値を押し上げているためです。逆に5,000〜8,000hの高稼働帯(4台・中央値105万円)は相場が明確に下がっています(サンプルは少数のため参考値)。 同じ稼働時間でも、型式が変われば相場はまったく別物 —これがコマツのように型式幅が広いメーカーの読み方です。

コマツの型式(PCシリーズ)の読み方と型式別相場

コマツの油圧ショベルは型式名から機体規模をある程度読めます。 「PC」が油圧ショベルの記号、続く数字がおおよその機体規模 (PC200なら20t級)、末尾の 「MR」は後方超小旋回 (住宅地などで使う取り回し重視のミニ)、 「-7」「-8」などのダッシュ番号は世代 を表します。この型式リテラシーがあると、下の相場表が立体的に読めます。

型式 区分 サンプル数 最安 中央値 最高
PC 350 大型 4台 461万円 561万円 577万円
PC 300 大型 4台 379万円 465万円 615万円
PC 240 中型 3台 301万円 401万円 417万円
PC 200 中型(20t級・世界標準) 3台 272万円 280万円 377万円
PC 50 MR ミニ(後方小旋回) 4台 157万円 189万円 208万円
PC 56 ミニ 3台 160万円 168万円 189万円
PC 55 MR ミニ(後方小旋回) 6台 154万円 162万円 208万円
PC 40 MR ミニ(後方小旋回) 3台 128万円 166万円 192万円

大型のPC300・PC350は機体単価が高く中央値400万円台後半〜500万円台、中型のPC200・PC240は280万円〜400万円台、ミニのPC40MR〜PC56は150万円前後が中心です。PC200は台数こそ少なめでも世界標準機ゆえ売り先を選びやすく、PC55MR・PC40MRなどのミニは台数が多く流動性が高いゾーンです。

実際の掲載例(中古コマツショベル)

価格帯の異なる実例を抜粋しました(mascus.jp・取得日2026-06-14)。

型式 年式 稼働時間 掲載価格
PC 40 MR 2022年 1,288h 128万円
PC55 2024年 890h 163万円
PC 55 MR 2023年 513h 192万円
PC 220-7 2019年 1,450h 352万円
PC 200-8 2013年 4,800h 513万円

最後の PC 200-8(2013年式・4,800時間)に注目してください。10年落ち・中稼働でも513万円の掲載値が付いています。PC200という世界標準機ゆえの底堅さで、コマツ中古の特徴がよく出た一例です。

高く売るための要点(コマツ編)

掲載価格と買取価格の差、業者ごとの査定差が生まれる一般的な仕組み(販路・手数料・相見積もりの効かせ方)は、ピラー記事の建機・重機買取の相場と業者比較にまとめています。ここではコマツ固有の加点ポイントだけ挙げます。

  • 輸出ルートを持つ専門業者を必ず1社入れる :コマツは海外ブランド評価が高く、輸出販路のある業者ほど高稼働・低年式でも上限を引き上げやすい。
  • KOMTRAXの稼働履歴を提示する :アワーメーターの裏付けとなる稼働状況が確認できると、買い手が状態を判断しやすく評価が安定しやすい。
  • iMC(マシンコントロール)対応機はそれを明示 :電子制御・マシンコントロールの有無は新しめの機体で加点要素。
  • アタッチメントを揃える :バケット・ブレーカー等が揃うと加点される。

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よくある質問

Q. コマツの油圧ショベル(ユンボ)の買取相場はいくらですか?
A. 2026年6月時点の中古流通価格(mascus.jp掲載 94台)では中央値が192万円、レンジは80万円〜1,017万円でした。買取価格はここから業者の利益分を引いた水準が目安で、編集部試算では概ね115万円〜154万円前後です。型式幅が広く、ミニのPC40MR帯(166万円前後)から大型PC350帯(561万円前後)まで開きます。

Q. コマツのKOMTRAX(コムトラックス)履歴は査定に影響しますか?
A. 影響しやすい要素です。KOMTRAXはコマツが標準搭載する機械稼働管理システムで、稼働時間や稼働状況が記録されます。アワーメーターの裏付けが確認できる個体は、買い手(とくに現物を見られない輸出先)が状態を判断しやすく、評価が安定しやすい傾向があります。加点幅は業者・販路により異なります。

Q. コマツのPC200やPC300は高く売れますか?
A. PC200(20t級)は世界の建設現場で最量販の標準機で、中古・輸出とも需要が安定し、状態が良ければ高値が付きやすい型式です。PC300・PC350などの大型は機体価格自体が高く、94台データでも中央値が465万円〜561万円と上振れします。いずれも稼働時間とアタッチメントの有無で査定差が出ます。

Q. 稼働時間が多い・古いコマツのショベルでも売れますか?
A. 売れます。94台のデータでも1998年式(製造から25年超)が80万円〜105万円で流通しており、コマツは古くても値が残りやすいのが特徴です。海外の建設需要に支えられ、高稼働機は部品取り・再生目的でも引き合いがあります。

Q. コマツのショベルを高く売るには?
A. 輸出ルートを持つ重機買取専門業者を含めて複数社で相見積もりを取るのが最も効果的です。コマツは海外でブランド評価が高く、輸出販路のある業者ほど高く評価できます。KOMTRAXの稼働履歴やアタッチメントを揃えると加点され、iMC対応の新しめの機体は電子制御の有無も評価対象です。

まとめ

2026年6月時点のコマツの中古油圧ショベル相場は中央値 192万円 (レンジ 80万円〜1,017万円・94台集計)。流通の中心は2〜3年落ちで約8割が低稼働、その一方で25年超の個体も値が残るのがコマツの強みです。型式幅が広く、ミニのPC40MR帯から大型PC350帯まで相場は大きく開きます。買取目安は 115万円〜154万円 ですが、型式・稼働時間・年式・売り先で大きく変わります。KOMTRAX履歴・輸出ルートを意識して、まず無料査定で複数社を比較してください。

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出典・参考

  • 相場データ(94台の集計):mascus.jp(中古建機流通サイト・取得日 2026-06-14)
  • 建設機械の輸出が中古相場を下支えする構造(出荷額に占める輸出比率など):一般社団法人 日本建設機械工業会(CEMA)の統計・出荷実績に基づく定性的整理
  • 中古建機・部品の海外需要の動向:日本貿易振興機構(JETRO)、財務省「貿易統計」の公開情報に基づく定性的整理
  • KOMTRAX(機械稼働管理システム)、iMC(intelligent Machine Control/マシンコントロール)、スマートコンストラクション:株式会社小松製作所(コマツ)の公開する製品・技術情報に基づく
  • 集計方法・買取係数の考え方:相場データについて

本記事の相場は mascus.jp に掲載された中古コマツ油圧ショベルの販売価格 94台分(取得日 2026-06-14・国内中古のみ、輸出向け・応相談を除く)を相場ナビ編集部が独自集計したものです。掲載価格であり買取保証額ではありません。買取目安は販売価格に一般的な買取係数(60〜80%)を乗じた推定です。KOMTRAX・iMC・スマートコンストラクションはコマツ(小松製作所)の製品・技術名称です。集計方法は相場データについてをご覧ください。

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