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結論から :
- 日野プロフィアの中古相場は、2026年9月に集計した中古流通 149台 で 中央値495万円 (25〜75パーセンタイルで346万〜919万円)。買取試算は概ね 297万〜396万円 前後
- 6月(126台・490万円)から全体は横ばい。ただし流通の64%を占める走行50万km超は435万→398万円へ下落 し、30〜50万kmの高年式は上昇。二極化が進んだ
- 流通最多は トラクタ(45台・30%)で中央値395万円 。同じ期間にギガ・クオンのトラクタは上がったが、プロフィアは横ばい
- 架装で決まる: ダンプ682万円・冷凍バン720万円 は高く、 トラクタ395万円・タンクローリー348万円 は低め
日野プロフィアは、幹線輸送から建設現場まで日本の物流を支える大型(10t)トラックの代表格です。この記事では、相場ナビ編集部が中古トラック流通サイト truck-bank.net の掲載価格を 2026年6月(126台)と9月(149台)の2回独自集計 し、プロフィアの相場を「いま」と「3か月の値動き」から読み解きます。
まず押さえておきたいプロフィア固有の事実が3つあります。 流通の約64%(95台)が走行50万km超 で、大型は「乗り潰してから中古市場に出る」のが主流であること。それでも過走行帯の中央値は 398万円 とゼロにならないこと。そして架装別では ダンプ・冷凍バンが高く、流通最多のトラクタは低め であること。この3点はいずれも、後述する 海外輸出需要が相場を下支えしている ことの表れです。
日野プロフィアの中古相場(実データ149台・2026年9月)
| 区分 | サンプル数 | 最安 | 25% | 中央値 | 75% | 最高 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体(2026年9月) | 149台 | 130万円 | 346万円 | 495万円 | 919万円 | 3,158万円 |
| 参考: 全体(2026年6月) | 126台 | 138万円 | 340万円 | 490万円 | 913万円 | 3,157万円 |
中央値 495万円 は中古として「売られている」価格の中央値です。分布は上に大きく振れており(75パーセンタイル919万円・最高3,158万円)、新車に近い高年式が一部を押し上げています。使ったプロフィアを売る人の目安は、 流通の64%を占める過走行帯の398万円 と、後述のクロス集計の「やや古・30万km〜」(398万円)です。買取価格はこの掲載価格から業者の利益分・流通手数料を差し引いた水準(編集部試算で概ね 297万〜396万円 )が目安です。
読みどころ①:6月→9月で全体は横ばい、過走行帯は下がり高年式は上がった
同じ方法で3か月前に集計した126台と比べると、全体の中央値は 490万→495万円で横ばい でした。掲載在庫は940台から1,033台へ約10%増えています。横ばいの内側で、走行帯ごとに逆の動きが起きています。
| 区分 | 6月 中央値(台数) | 9月 中央値(台数) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 走行 50万km〜 | 435万円(82台) | 398万円 (95台) | ▼37万円 |
| 走行 30〜50万km | 739万円(22台) | 988万円 (32台) | ▲249万円(高年式増) |
| トラクタ | 389万円(31台) | 395万円 (45台) | 横ばい |
| アルミウィング | 614万円(34台) | 495万円 (33台) | ▼119万円 |
| ダンプ | 805万円(13台) | 682万円 (17台) | ▼123万円 |
| 冷凍バン | 471万円(8台) | 720万円 (12台) | ▲249万円(高年式増) |
| 2012年式以前・30万km〜 | 297万円(26台) | 335万円 (37台) | ▲38万円 |
流通の3分の2を占める過走行帯(50万km超)は435万→398万円へ約9%下がりました 。同じ大型で同じ期間に、いすゞギガの過走行帯は548万→550万円で動いておらず、プロフィアの過走行帯は相対的に弱含みです。一方で、30〜50万kmの帯は高年式のアルミウィング・冷凍バンが多く入って大きく上がり、 高年式・中走行と低年式・過走行の二極化 が進みました。
細かく見ると、2012年式以前の過走行帯は297万→335万円へ上がっており、下がったのは2013〜2019年式の過走行帯です。輸出向けの最下層は底堅く、中間の年式帯が競合で下がった構図です。
架装では、流通最多のトラクタが389万→395万円で横ばいでした。同じ期間にギガのトラクタ(395万→460万円)とクオンのトラクタ(405万→438万円)は上がっており、 大型トラクタヘッドの需要増がプロフィアには波及していません 。
この比較は掲載価格の集計値の比較で、在庫の入れ替わりが大きいため目安です。
読みどころ②:流通の3割がトラクタ——プロフィアは「ヘッド」の車
9月に集計した149台の架装内訳を見ると、最多は トラクタ(トラクタヘッド)45台 で、次いで アルミウィング33台 、ダンプ17台と続きます。6月はアルミウィングが最多でしたが、9月はトラクタが逆転して流通の3割を占めました。長距離幹線輸送でトレーラーをけん引するヘッドが、営業車として十分に走り込んだあと中古に流れてくる、大型トラック特有の流通構造です。
| ボディ形状 | サンプル数 | 最安 | 中央値 | 75% | 最高 |
|---|---|---|---|---|---|
| トラクタ | 45台 | 130万円 | 395万円 | 539万円 | 1,012万円 |
| アルミウィング | 33台 | 165万円 | 495万円 | 957万円 | 1,408万円 |
| ダンプ | 17台 | 350万円 | 682万円 | 1,180万円 | 1,782万円 |
| 冷凍バン | 12台 | 363万円 | 720万円 | 1,627万円 | 3,158万円 |
| タンクローリー | 6台 | 296万円 | 348万円 | 395万円 | 480万円 |
| ミキサー車(生コン車) | 5台 | 286万円 | 358万円 | 358万円 | 1,330万円 |
| 平アルミブロック | 5台 | 198万円 | 825万円 | 1,406万円 | 2,156万円 |
| 深ダンプ | 5台 | 335万円 | 1,298万円 | 1,985万円 | 2,133万円 |
トラクタヘッドは架装がない車体だけの車両 なので中央値395万円と低めですが、台数が多く買い手も多いため相場は安定しています。 ダンプ(682万円) はアフリカなどの建設・採掘需要が下支えし、6月から下がったとはいえ大型の中では高い水準です。 深ダンプ(1,298万円) と 冷凍バン(720万円) は高年式が多く、架装の価値が乗っています。タンクローリー(348万円)・ミキサー車(358万円)は用途が限られるため低めです。
年式別の買取相場(2026年9月)
| 年式 | サンプル数 | 最安 | 中央値 | 最高 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 4台 | 2,783万円 | 2,948万円 | 3,158万円 |
| 2021年 | 6台 | 495万円 | 715万円 | 1,782万円 |
| 2020年 | 9台 | 489万円 | 988万円 | 1,837万円 |
| 2019年 | 17台 | 396万円 | 998万円 | 1,985万円 |
| 2018年 | 18台 | 130万円 | 720万円 | 1,485万円 |
| 2017年 | 13台 | 165万円 | 495万円 | 1,320万円 |
| 2016年 | 13台 | 165万円 | 484万円 | 858万円 |
| 2015年 | 8台 | 230万円 | 478万円 | 1,028万円 |
| 2014年 | 11台 | 198万円 | 398万円 | 638万円 |
| 2013年 | 4台 | 286万円 | 295万円 | 398万円 |
| 2012年 | 5台 | 150万円 | 296万円 | 495万円 |
| 2011年 | 4台 | 198万円 | 198万円 | 329万円 |
| 2010年 | 4台 | 198万円 | 275万円 | 350万円 |
| 2008年 | 4台 | 325万円 | 330万円 | 770万円 |
| 2007年 | 5台 | 298万円 | 400万円 | 770万円 |
| 2006年 | 6台 | 176万円 | 335万円 | 990万円 |
| 2005年 | 6台 | 240万円 | 348万円 | 768万円 |
| 2004年 | 3台 | 198万円 | 570万円 | 660万円 |
年式の境目は 2018年(現行型の登場翌年) で、2018〜2020年式は720万〜998万円、2017年式以前は300万〜500万円の帯です。流通の中心は 2016〜2019年式(61台) 。注目すべきは2004〜2008年式でも330万〜570万円が残っていることで、古い年式がダンプ・特装で高く出るのは大型の特徴です。
プロフィアの世代と呼び名——「スーパードルフィン」も売れます
プロフィアは3世代に分かれます。 初代(1992〜2003年)は「日野スーパードルフィン プロフィア」 の名で販売された世代で、いまも「スーパードルフィンプロフィア」の呼び名で指名検索されるほど現場の記憶に残る大型車です。2003年からは車名が「プロフィア」単独になり(この2代目は中古市場で「グランドプロフィア」とも呼ばれます)、 2017年のフルモデルチェンジで現行型 に切り替わりました。
スーパードルフィン世代は車齢30年前後になりますが、 大型車は海外の建設・長距離輸送需要で車齢が古くても値がつきやすい のが実態です(9月の集計でも2004〜2007年式が335万〜570万円で流通しています)。「古すぎて値がつかない」と自己判断せず、大型・輸出の販路を持つ業者に査定させてください。あわせて、車検証の型式先頭の識別記号( QKG-・QPG-・LKG-=平成22年規制世代、2PG-・2KG-=平成28年規制世代 など。国土交通省が一覧を公表)を伝えると、電話段階の概算精度が上がります。
走行距離別の買取相場(2026年9月)
| 走行距離 | サンプル数 | 最安 | 中央値 | 75% | 最高 |
|---|---|---|---|---|---|
| 〜10万km | 8台 | 330万円 | 1,330万円 | 2,156万円 | 2,948万円 |
| 10〜30万km | 14台 | 286万円 | 770万円 | 1,298万円 | 3,158万円 |
| 30〜50万km | 32台 | 328万円 | 988万円 | 1,298万円 | 1,985万円 |
| 50万km〜 | 95台 | 130万円 | 398万円 | 574万円 | 1,516万円 |
流通の64%(95台)が50万km超 で、その中央値398万円が使ったプロフィアの実勢です。30万km以下の帯は高年式が多く「新車に近いプロフィア」の相場になっています。30〜50万kmが10〜30万kmより高いのは、30〜50万kmの帯に2019〜2020年式のアルミウィング・冷凍バンが集中したためです。
年式×走行距離で見る相場(クロス集計・2026年9月)
| 年式\走行距離 | 〜10万km | 10〜30万km | 30万km〜 |
|---|---|---|---|
| 新しめ(2018年〜) | 2,156万円 (5台) |
1,303万円 (6台) |
919万円 (46台) |
| やや古(2013-2017) | 801万円 (1台) |
515万円 (4台) |
398万円 (44台) |
| 古(〜2012) | 330万円 (2台) |
768万円 (4台) |
335万円 (37台) |
台数のほとんどが右列(30万km〜)に固まり、 年式帯で相場がきれいに3段になっている のがプロフィアの特徴です。「新しめ・30万km〜」(46台・919万円)は6月の880万円から上がり、「やや古・30万km〜」(44台・398万円)は407万円から横ばい、「古・30万km〜」(37台・335万円)は297万円から上がりました。 どの年式でも過走行が標準で、価格は年式帯と架装で決まる — これが大型プロフィアの読み方です。
実際の掲載例(中古プロフィア・2026年9月)
集計した中から価格帯の異なる実例を抜粋しました(truck-bank.net の掲載・取得日 2026-09-28)。
| 年式 | 架装 | 走行距離 | 車検 | 掲載価格 |
|---|---|---|---|---|
| 2002年 | アルミウィング | 1,226,000km | 抹消 | 198万円 |
| 2014年 | トラクタ | 548,000km | 車検切 | 346.5万円 |
| 2017年 | アルミウィング | 861,000km | 抹消 | 495万円 |
| 2016年 | クレーン | 618,000km | 抹消 | 803万円 |
| 2019年 | ダンプ | 331,000km | 抹消 | 1,180万円 |
| 2026年 | 平アルミブロック | 1,000km | 2027年1月まで | 2,156万円(登録済未使用車) |
2002年式・走行122万kmのスーパードルフィン世代のアルミウィングに198万円、2017年式・86万kmに495万円と、 走行100万km前後でも値がつく のがプロフィア相場の実態です。2016年式・61.8万kmのクレーンが803万円というのは、過走行でも架装で価値が残る典型です。なお掲載車の約半数(73台)が「抹消」、29台が「車検切」で流通しています。
買取価格は「売り先の販路」で数十万円変わる
ここまで見たレンジは中古車としての掲載価格です。買取価格がそれより低くなる仕組み(整備・保管・再販コストや業者間オークション手数料)と、自社輸出ルートを持つ業者ほど高く評価できる理由は、トラック買取業者おすすめ比較で詳しく解説しています。プロフィアのような大型は、アフリカ・新興国への直販ルートを持つ業者かどうかで査定が大きく動くため、複数社の相見積もりが特に効きます。
プロフィア固有の要点を挙げると、 ①トラクタは台数が多く買い手も多いので、複数社に当てれば上限に寄せやすい 、 ②過走行帯は3か月で下がったので、50万km超の個体は寝かせず早めに動く 、 ③ダンプ・クレーン・冷凍バンは架装の稼働状態と整備記録を揃えると加点される 、の3点です。売却の流れ(無料査定→出張査定→現車確認→契約→引き渡し・入金)や必要書類(車検証・印鑑登録証明書・自賠責証明書・リサイクル券など)も、上記のピラー記事にまとめてあります。
よくある質問
Q. 日野プロフィアの買取相場はいくらですか?
A. 2026年9月取得の中古流通価格(truck-bank.net掲載 149台)では中央値が495万円、25〜75パーセンタイルで346万〜919万円でした。流通の64%を占める走行50万km超は398万円です。買取価格の目安は編集部試算で297万〜396万円前後です。6月の490万円から全体は横ばいですが、過走行帯は435万円から下がっています。
Q. プロフィアの相場は最近上がっていますか、下がっていますか?
A. 二極化しています。全体は横ばい(490万→495万円)ですが、走行50万km超は435万→398万円へ約9%下がり、30〜50万kmの高年式は739万→988万円へ上がりました。アルミウィング(614万→495万円)とダンプ(805万→682万円)は下がり、冷凍バン(471万→720万円)は上がっています。サンプルの入れ替わりが大きいため目安です。
Q. プロフィアはどの架装(ボディ)が高く売れますか?
A. 9月の集計では深ダンプ(1,298万円)、平アルミブロック(825万円)、冷凍バン(720万円)、ダンプ(682万円)が上位で、流通最多のトラクタ(395万円)とタンクローリー(348万円)が低めでした。ダンプはアフリカなどの建設・採掘需要が下支えします。
Q. 走行距離が多いプロフィアでも売れますか?
A. 売れます。流通の64%(95台)が走行50万km超ですが、その中央値は398万円・上限は1,516万円とゼロにはなりません。ただし6月の435万円からは下がっており、ギガの過走行帯(550万円・横ばい)と比べると弱含みです。輸出ルートを持つ業者を相見積もりに入れてください。
Q. スーパードルフィンプロフィアでも買い取ってもらえますか?
A. 買取対象になります。初代プロフィア(1992〜2003年の「日野スーパードルフィン プロフィア」)は車齢が古くても、海外の建設・輸送需要や部品取りで値がつくことがあります。9月の集計でも2004〜2007年式が335万〜570万円で流通しています。大型・輸出の販路を持つ業者を含めて複数社で査定比較してください。
Q. 動かない・故障したプロフィアは買取対象ですか?
A. 不動車・故障車でも、海外での修理再生や部品取りを前提に買い取る専門業者があります。大型トラックは部品単位でも取引され、希少・廃番部品ほど価値が残ります。レッカー無料の業者なら自走できなくても引き取り可能です。詳しくは動かないトラックでも売れる?をご覧ください。
まとめ
2026年9月の日野プロフィアの中古相場は中央値 495万円 (149台集計・25〜75パーセンタイル346万〜919万円)で、6月から横ばい。ただし 流通の64%を占める走行50万km超は435万→398万円へ下がり 、高年式・中走行は上がるという二極化が進みました。流通最多はトラクタ(45台・395万円)で、大型トラクタヘッドの需要増がギガ・クオンでは見られた一方、プロフィアは横ばいです。買取価格の目安は 297万〜396万円 ですが、年式帯・架装・売り先で大きく変わります。過走行帯は寝かせず、アフリカ・新興国への輸出ルートを持つ業者を含む複数社で比較してください。
同じ車格のトラック買取相場
同じ大型(10t)トラックの買取相場もあわせてご確認ください。
あわせて使う :相場シミュレーターで概算を出す/買取相場レポート2026(2,542台集計)
関連記事:トラック買取業者おすすめ比較/動かないトラックでも売れる?/日野レンジャーの買取相場
出典
- 相場データ : truck-bank.net に掲載された中古プロフィアの販売価格を、2026年6月14日(126台・掲載在庫940台)と2026年9月28日(149台・掲載在庫1,033台)の2回、相場ナビ編集部が独自集計。掲載価格であり買取保証額ではありません。6月と9月の比較は掲載価格の集計値の比較で、同一車両の値動きではありません。ギガ・クオンのトラクタの数値は同日に同じ方法で集計したものです。
- プロフィアの世代・呼称 : Wikipedia日本語版「日野・プロフィア」(初代1992年「スーパードルフィン プロフィア」/2003年に車名をプロフィアへ変更/2017年フルモデルチェンジ)、国土交通省「自動車排出ガス規制の識別記号一覧」。
本記事の相場観・輸出需要に関する記述は、以下の公的機関・業界団体の公表情報に基づいています(個別車両の数値は相場ナビ編集部の独自集計)。
- 財務省 貿易統計 — 中古自動車・建設機械の輸出動向
- JETRO(日本貿易振興機構) — 中東(UAE)・アフリカ向け中古車・建機の需要および再輸出ハブの動向
- JUMVEA(日本中古自動車輸出業協同組合) — 中古車輸出の実務と為替(円安)が買取相場に与える影響
- 環境省/自動車リサイクル法関連 — 使用済自動車の適正処理と中古部品の循環利用
- 国税庁 — 使用済自動車を適正に解体(永久抹消・解体届出)した場合の自動車重量税の還付制度
買取目安レンジは掲載価格に一般的な買取係数(60〜80%)を乗じた編集部の推定で、実際の金額は各業者の査定で決まります。データの収集・集計方法は相場データについてをご覧ください。

