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日野プロフィアは、幹線輸送から建設現場まで日本の物流を支える大型(10t)トラックの代表格です。この記事では、相場ナビ編集部が中古トラック流通サイトの掲載価格 126台分 を独自に集計し、日野プロフィア(大型(10t))の 年式別・走行距離別・架装別の相場レンジ をまとめました(データ取得日 2026-06-14・出典 truck-bank.net)。
まず押さえておきたいプロフィア固有の事実が3つあります。 流通の約65%(82台)が走行50万km超 で、大型は「乗り潰してから中古市場に出る」のが主流であること。それでも過走行帯(50万km〜)の中央値は 435万円 とゼロにならないこと。そして架装別では ダンプが中央値805万円 と最も高いこと。この3点はいずれも、後述する 海外輸出需要が相場を下支えしている ことの表れです。
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日野プロフィアの中古相場(実データ 126台)
truck-bank.net の中古プロフィアの掲載価格を集計した結果、相場は次のとおりでした。
| 区分 | サンプル数 | 最安 | 中央値 | 最高 |
|---|---|---|---|---|
| 全体 | 126台 | 138万円 | 490万円 | 3,157万円 |
中央値は 490万円 。これは中古として「売られている」掲載価格の中央値です。掲載価格は売り手側の希望価格なので、 あなたが業者に「売る」買取価格はここから業者の利益分・流通手数料を引いた水準 が目安になります。編集部試算では概ね 294万円〜392万円 (年式・走行距離・架装・状態・売り先で大きく変わります。正確な額は査定で確認してください)。
架装の分布から読むプロフィアの流通
集計126台の架装(ボディ)内訳を見ると、最多は アルミウィング34台 、次いで トラクタ31台 と、長距離幹線輸送向けの車両が中心です。一方で 走行50万km超が82台=全体の約65% を占めており、プロフィアは「営業車として十分に走り込んだ個体が中古に流れてくる」という大型トラック特有の流通構造が読み取れます。
ここで重要なのは、過走行が主流でも相場が崩れていない点です。乗用車であれば50万km超は値がつきにくくなりますが、プロフィアは国内で役目を終えた個体が海外へ流れる二次需要があるため、過走行帯でも一定のレンジを保ちます。詳しくは走行距離別・架装別の章で掘り下げます。
年式別の買取相場
データ上、2005年式(中央値240万円)と2020年式(中央値1,285万円)では約1,045万円の差があり、年式が新しいほど明確に高くなります。日野プロフィアは 2017年に現行型へフルモデルチェンジ しており、燃費・安全装備が刷新された2018年式以降が高値帯を形成している点も、下表の段差と整合します(単年ごとの増減は架装やサンプル数の影響で前後します)。
| 年式 | サンプル数 | 最安 | 中央値 | 最高 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年 | 11台 | 669万円 | 1,285万円 | 1,499万円 |
| 2019年 | 14台 | 739万円 | 1,018万円 | 1,418万円 |
| 2018年 | 11台 | 138万円 | 798万円 | 1,232万円 |
| 2017年 | 16台 | 180万円 | 471万円 | 1,155万円 |
| 2016年 | 7台 | 289万円 | 394万円 | 805万円 |
| 2015年 | 11台 | 158万円 | 473万円 | 2,610万円 |
| 2014年 | 13台 | 220万円 | 394万円 | 880万円 |
| 2013年 | 5台 | 284万円 | 389万円 | 1,527万円 |
| 2011年 | 6台 | 270万円 | 284万円 | 487万円 |
| 2006年 | 5台 | 198万円 | 340万円 | 490万円 |
| 2005年 | 5台 | 220万円 | 240万円 | 598万円 |
なお、ポスト新長期規制に対応した大型ディーゼルは 尿素SCR(AdBlue) を採用しており、排ガス浄化系が正常に機能する個体は国内再販でも輸出でも評価されやすくなります。
プロフィアの世代と呼び名——「スーパードルフィン」も売れます
プロフィアは3世代に分かれます。 初代(1992〜2003年)は「日野スーパードルフィン プロフィア」 の名で販売された世代で、いまも「スーパードルフィンプロフィア」の呼び名で指名検索されるほど現場の記憶に残る大型車です。2003年からは車名が「プロフィア」単独になり(この2代目は中古市場で「グランドプロフィア」とも呼ばれます)、 2017年のフルモデルチェンジで現行型 に切り替わりました。
スーパードルフィン世代は車齢30年前後になりますが、 大型車は海外の建設・長距離輸送需要で車齢が古くても値がつきやすい のが実態です(本記事の走行距離別データでも過走行帯のレンジ上限は高めに出ています)。「古すぎて値がつかない」と自己判断せず、大型・輸出の販路を持つ業者に査定させてください。あわせて、車検証の型式先頭の識別記号( QKG-・QPG-・LKG-=平成22年規制世代、2PG-・2KG-=平成28年規制世代 など。国土交通省が一覧を公表)を伝えると、電話段階の概算精度が上がります。
走行距離別の買取相場
走行距離別では「〜10万km」の中央値2,596万円に対し「50万km〜」は435万円と、走行が進むほど明確に下がります。ただし前述のとおり、プロフィアは 50万km超でも中央値435万円・上限1,527万円 と値が残ります。
| 走行距離 | サンプル数 | 最安 | 中央値 | 最高 |
|---|---|---|---|---|
| 〜10万km | 5台 | 1,373万円 | 2,596万円 | 2,673万円 |
| 10〜30万km | 17台 | 286万円 | 988万円 | 3,157万円 |
| 30〜50万km | 22台 | 198万円 | 739万円 | 1,350万円 |
| 50万km〜 | 82台 | 138万円 | 435万円 | 1,527万円 |
この「過走行でも下がりきらない」のがプロフィアの相場を理解する鍵です。大型トラック・ダンプは、中東(UAE)を再輸出ハブとして アフリカの長距離輸送・建設需要 へ流れる輸出ルートが価格の床(フロア)を作っています。国内で過走行とされる個体も、現地では「丈夫で部品供給のある現役車両」として求められるため、買取価格がゼロまで落ちにくいのです(出典は記事末を参照)。
ボディ形状(架装)別の買取相場
プロフィアは架装(ボディ)によって需要も価格も大きく変わります。長距離輸送に使われ、特装車ほど架装自体に価値が乗ります。形状別の相場は次のとおりです。
| ボディ形状 | サンプル数 | 最安 | 中央値 | 最高 |
|---|---|---|---|---|
| アルミウィング | 34台 | 180万円 | 614万円 | 1,498万円 |
| トラクタ | 31台 | 138万円 | 389万円 | 1,232万円 |
| ダンプ | 13台 | 300万円 | 805万円 | 1,446万円 |
| 冷凍バン | 8台 | 298万円 | 471万円 | 3,157万円 |
| コンテナ車 | 7台 | 297万円 | 617万円 | 2,596万円 |
| 平アルミブロック | 5台 | 198万円 | 416万円 | 1,418万円 |
架装別に見ると ダンプが中央値805万円 と頭ひとつ抜けています。これはアフリカ・新興国の建設・採掘現場で日本製ダンプの需要が根強く、輸出が国内相場を押し上げているためと考えられます。一方、車両台数の多い トラクタは中央値389万円 で、汎用性が高いぶん供給も多く競合しやすい傾向です。お持ちのプロフィアの架装は査定額を大きく左右します。
年式×走行距離で見る相場(クロス集計)
年式と走行距離は単独でなく 掛け合わせ で効きます。下表は年式帯×走行距離帯ごとの中央値です。自分のプロフィアに近いマスを見ると、より実態に近い目安がつかめます。
| 年式\走行距離 | 〜10万km | 10〜30万km | 30万km〜 |
|---|---|---|---|
| 新しめ(2018年〜) | 2,376万円 (4台) |
1,398万円 (8台) |
880万円 (32台) |
| やや古(2013-2017) | — | 489万円 (5台) |
407万円 (46台) |
| 古(〜2012) | — | 405万円 (4台) |
297万円 (26台) |
同じプロフィアでも「新しめ(2018年〜)・〜10万km」は中央値2,376万円、「古(〜2012)・30万km〜」は297万円と、条件次第で約8.0倍の開きがあります。年式の新しさと走行距離の少なさが価格を押し上げる一方、古く過走行でも値が残るのが商用車の特徴です。
実際の掲載例(中古プロフィア)
相場は「平均」だけ見ても実感がわきにくいため、集計した中から価格帯の異なる実例を抜粋しました(truck-bank.netの掲載・取得日2026-06-14)。年式・走行距離・架装の組み合わせで価格がどう動くかの参考にしてください。
| 年式 | 架装 | 走行距離 | 掲載価格 |
|---|---|---|---|
| 2003年 | トラクタ | 511,000km | 2,420,000円 |
| 2006年 | 深ダンプ | 950,000km | 3,400,000円 |
| 2014年 | ダンプ | 573,000km | 4,708,000円 |
| 2018年 | アルミウィング | 819,000km | 7,260,000円 |
| 2020年 | 冷凍バン | 851,000km | 10,890,000円 |
| 2019年 | 平アルミブロック | 210,000km | 14,179,000円 |
注目は95万km走行の2006年式深ダンプが340万円、57万km走行の2014年式ダンプが470万円台で出ている点です。過走行でもダンプという架装と輸出需要が値を支えていることが、実例からも読み取れます。
プロフィアが高く売れる条件・安くなる条件
ここまでのデータを総合すると、プロフィアの査定額を分ける要素は次のように整理できます。
高く売れやすい条件
- 新しい年式 × 走行距離が少ない (クロス集計の左上ほど高い)
- 輸出需要の強い架装 (例:ダンプは中央値805万円)
- 車検が残っている/整備記録簿がある
- 架装・付属品(クレーン、パワーゲート、冷凍機など)が稼働状態
- 尿素SCRなど排ガス系・エンジンが正常
安くなりやすい条件
- 過走行・古い年式(ただし輸出需要でゼロにはなりにくい)
- 汎用架装(例:トラクタは中央値389万円)で台数が多く競合する
- 事故歴・大きな損傷、エンジン不調
- 1社だけの査定で相場を知らずに売ってしまう
最後の「相場を知らずに売る」は、 このページの数字を把握して複数社を比較するだけで避けられます。
買取価格は「売り先の販路」で数十万円変わる
ここまで見たレンジは中古車としての掲載価格です。買取価格がそれより低くなる仕組み(整備・保管・再販コストや業者間オークション手数料)と、自社輸出ルートを持つ業者ほど高く評価できる理由は、トラック買取業者おすすめ比較で詳しく解説しています。プロフィアのような大型は、アフリカ・新興国への直販ルートを持つ業者かどうかで査定が大きく動くため、複数社の相見積もりが特に効きます。
売却の流れ(無料査定→出張査定→現車確認→契約→引き渡し・入金)や必要書類(車検証・印鑑登録証明書・自賠責証明書・リサイクル券など)も、上記のピラー記事にまとめてあります。
よくある質問
Q. 日野プロフィアの買取相場はいくらですか?
A. 2026年6月時点の中古流通価格(truck-bank.net掲載 126台)では中央値が490万円、レンジは138万円〜3,157万円でした。買取価格はここから業者の利益分・流通手数料を差し引いた水準が目安で、編集部試算では概ね294万円〜392万円前後となります(実額は年式・走行距離・架装・状態・売り先で変動します)。
Q. プロフィアはどの架装(ボディ)が高く売れますか?
A. 今回のデータでは「ダンプ」が中央値805万円と最も高く、「トラクタ」が389万円でした。ダンプはアフリカなどの建設・採掘需要が国内相場を下支えするため、同じ年式・走行でも汎用架装より値が残りやすい傾向です。
Q. 走行距離が多いプロフィアでも売れますか?
A. 売れる可能性は十分あります。今回の集計でも流通の約65%(82台)が走行50万km超ですが、その中央値は435万円・上限は1,527万円とゼロにはなりません。大型は中東(UAE)を再輸出ハブにアフリカの長距離・建設需要へ流れるため、過走行でも値がつきます。
Q. スーパードルフィンプロフィアでも買い取ってもらえますか?
A. 買取対象になります。初代プロフィア(1992〜2003年の「日野スーパードルフィン プロフィア」)は車齢が古くても、海外の建設・輸送需要や部品取りで値がつくことがあります。大型・輸出の販路を持つ業者を含めて複数社で査定比較してください。
Q. 年式が古いプロフィアでも買い取ってもらえますか?
A. はい。データでは2005年式クラスでも中央値240万円前後(レンジ220万円〜598万円)がついています。古い年式は輸出向け需要が中心になりますが、エンジン・架装が使えれば十分に値がつきます。
Q. 動かない・故障したプロフィアは買取対象ですか?
A. 不動車・故障車でも、海外での修理再生や部品取りを前提に買い取る専門業者があります。大型トラックは部品単位でも取引され、希少・廃番部品ほど価値が残ります。レッカー無料の業者なら自走できなくても引き取り可能です。
まとめ
2026年6月時点の日野プロフィアの中古相場は中央値 490万円 (レンジ 138万円〜3,157万円・126台集計)。買取価格の目安は 294万円〜392万円 ですが、年式・走行距離・架装・売り先で大きく変わります。流通の約65%が走行50万km超でも値が残るのは、アフリカ・新興国への輸出需要が相場を下支えしているためです。損をしないために、まず無料査定で複数社の見積もりを比較してください。
同じ車格のトラック買取相場
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あわせて使う :相場シミュレーターで概算を出す/買取相場レポート2026(2,542台集計)
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出典
- プロフィアの世代・呼称 : Wikipedia日本語版「日野・プロフィア」(初代1992年「スーパードルフィン プロフィア」/2003年に車名をプロフィアへ変更/2017年フルモデルチェンジ)、国土交通省「自動車排出ガス規制の識別記号一覧」。
本記事の相場観・輸出需要に関する記述は、以下の公的機関・業界団体の公表情報に基づいています(個別車両の数値は相場ナビ編集部の独自集計)。
- 財務省 貿易統計 — 中古自動車・建設機械の輸出動向
- JETRO(日本貿易振興機構) — 中東(UAE)・アフリカ向け中古車・建機の需要および再輸出ハブの動向
- JUMVEA(一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会) — 中古車輸出の実務と為替(円安)が買取相場に与える影響
- 環境省/自動車リサイクル法関連 — 使用済自動車の適正処理と中古部品の循環利用
- 国税庁 — 使用済自動車を適正に解体(永久抹消・解体届出)した場合の自動車重量税の還付制度
本記事の相場は truck-bank.net に掲載された中古プロフィアの販売価格 126台分(取得日 2026-06-14)を相場ナビ編集部が独自に集計したものです。掲載価格であり買取保証額ではありません。買取目安レンジは販売価格に一般的な買取係数(60〜80%)を乗じた編集部の推定で、実際の金額は各業者の査定で決まります。データの収集・集計方法は相場データについてをご覧ください。

