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いすゞギガは、長距離・大量輸送を担ういすゞの大型トラック(10t)です。中古市場のギガには ひとつ際立った特徴 があります — 相場ナビ編集部が集計した流通中の157台のうち、 98台(約62%)が走行50万kmを超える過走行車 でした。つまり中古で出回るギガの大半は、国内基準では「値がつきにくい」とされる個体です。
それでも値がつくのは、大型トラックやダンプ・トラクタヘッドが アフリカ・中東(UAEを再輸出ハブとする)の長距離輸送・建設需要 で輸出され、過走行・低年式でも現地で「丈夫な現役車両」として走り続けるためです。だからギガは特に、 売り先が輸出ルートを持つかどうか で買取額が大きく変わる車種です。
この記事では、truck-bank.net 掲載の 157台分 の実価格を独自集計し、ギガの年式・走行距離・架装別の相場を、編集部の視点を添えてまとめます(取得日 2026-06-14)。掲載価格は売り手の希望価格で、買取価格はそこから業者の費用・利益を差し引いた水準が目安です。
いすゞギガの中古相場(実データ 157台)
truck-bank.net の中古ギガの掲載価格を集計した結果は次のとおりです。
| 区分 | サンプル数 | 最安 | 中央値 | 最高 |
|---|---|---|---|---|
| 全体 | 157台 | 168万円 | 660万円 | 4,980万円 |
中央値は 660万円 。ただし平均は875万円と中央値より高く、分布は上に大きく振れています。これは新車に近い高年式(2025年式は8台で中央値2,222万円)が一部を押し上げているためで、 実勢の主役は400万〜660万円台 に集まります。買取価格はこの掲載価格から業者の費用・利益を引いた水準(編集部試算で概ね 396万〜528万円 )が目安ですが、後述のとおり売り先で上下します。
年式別の買取相場
データ上、2012年式(中央値471万円)と2025年式(中央値2,222万円)では約1,751万円の差があり、平均すると年式が1年新しいごとにおおむね135万円前後ずつ高くなる傾向が読み取れます(単年ごとの増減は架装やサンプル数の影響で前後します)。
| 年式 | サンプル数 | 最安 | 中央値 | 最高 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 8台 | 2,002万円 | 2,222万円 | 2,244万円 |
| 2024年 | 5台 | 1,925万円 | 2,000万円 | 2,748万円 |
| 2021年 | 9台 | 726万円 | 1,478万円 | 4,980万円 |
| 2020年 | 6台 | 561万円 | 1,012万円 | 1,730万円 |
| 2019年 | 12台 | 504万円 | 984万円 | 1,220万円 |
| 2018年 | 9台 | 489万円 | 660万円 | 1,672万円 |
| 2017年 | 24台 | 383万円 | 639万円 | 1,175万円 |
| 2016年 | 20台 | 230万円 | 573万円 | 1,095万円 |
| 2015年 | 8台 | 330万円 | 691万円 | 814万円 |
| 2014年 | 14台 | 275万円 | 398万円 | 880万円 |
| 2013年 | 11台 | 286万円 | 438万円 | 713万円 |
| 2012年 | 8台 | 298万円 | 471万円 | 1,000万円 |
走行距離別の買取相場 — ギガ相場の核心
ギガの相場を理解する鍵はここです。集計した157台のうち 98台(62%)が「50万km〜」に集中 し、その中央値は548万円・上限は1,730万円でした。一般の乗用車なら50万km超はほぼ値がつきませんが、 ギガは過走行帯でも下げ止まり、上限はむしろ高い 。これは大型トラックの海外需要(長距離稼働・部品取り・現地再生)が相場を下支えするためで、ギガという車種ならではの構造です。
| 走行距離 | サンプル数 | 最安 | 中央値 | 最高 |
|---|---|---|---|---|
| 〜10万km | 15台 | 798万円 | 2,222万円 | 2,748万円 |
| 10〜30万km | 22台 | 394万円 | 888万円 | 2,161万円 |
| 30〜50万km | 22台 | 198万円 | 902万円 | 4,980万円 |
| 50万km〜 | 98台 | 168万円 | 548万円 | 1,730万円 |
ボディ形状(架装)別の買取相場
ギガは架装(ボディ)によって需要も価格も大きく変わります。形状別の相場は次のとおりです。
| ボディ形状 | サンプル数 | 最安 | 中央値 | 最高 |
|---|---|---|---|---|
| アルミウィング | 65台 | 275万円 | 682万円 | 2,244万円 |
| ダンプ | 25台 | 298万円 | 691万円 | 1,540万円 |
| コンテナ車 | 11台 | 297万円 | 888万円 | 1,925万円 |
| トラクタ | 10台 | 230万円 | 395万円 | 1,648万円 |
| 冷凍バン | 10台 | 389万円 | 489万円 | 2,629万円 |
| クレーン | 7台 | 526万円 | 1,672万円 | 4,980万円 |
| ミキサー車(生コン車) | 6台 | 198万円 | 778万円 | 1,425万円 |
| トレーラー | 6台 | 328万円 | 573万円 | 1,730万円 |
架装別では「クレーン」が中央値1,672万円と突出し、「トラクタ(ヘッド)」は395万円と最も低めでした。その差は 約4倍 。クレーン・ダンプ・ミキサーなどの特装車は架装そのものに価値が乗るため、同じ年式・走行距離でも高値がつきやすい一方、トラクタヘッド単体は流通台数が多く価格が抑えられます。 お持ちのギガの架装は、年式や走行距離以上に査定額を左右します。
年式×走行距離で見る相場(クロス集計)
年式と走行距離は単独でなく 掛け合わせ で効きます。下表は年式帯×走行距離帯ごとの中央値です。自分のギガに近いマスを見ると、より実態に近い目安がつかめます。
| 年式\走行距離 | 〜10万km | 10〜30万km | 30万km〜 |
|---|---|---|---|
| 新しめ(2018年〜) | 2,222万円 (14台) |
1,749万円 (9台) |
945万円 (32台) |
| やや古(2013-2017) | — | 814万円 (9台) |
540万円 (67台) |
| 古(〜2012) | — | 413万円 (4台) |
430万円 (21台) |
同じギガでも「新しめ・〜10万km」は中央値2,222万円、「古・10〜30万km」は413万円と、条件次第で約5.4倍の開きがあります。注目すべきは右下 — 古い×過走行(30万km〜)でも430万円が残る こと。年式の新しさと低走行が価格を押し上げる一方、底が抜けないのがギガ(大型)の特徴です。
実際の掲載例(中古ギガ)
価格帯の異なる実例を抜粋しました(truck-bank.net掲載・取得日2026-06-14)。年式・走行・架装の組み合わせで価格がどう動くかの参考にしてください。過走行でも架装次第で高値がつく例(2016年・85万km・アルミウィングで459万円、2011年・76万km・コンテナで577万円)が並ぶのが、ギガ相場の実態です。
| 年式 | 架装 | 走行距離 | 掲載価格 |
|---|---|---|---|
| 2008年 | トレーラー | 724,000km | 3,278,000円 |
| 2016年 | アルミウィング | 851,000km | 4,598,000円 |
| 2011年 | コンテナ車 | 768,000km | 5,775,000円 |
| 2016年 | ダンプ | 240,000km | 7,997,000円 |
| 2020年 | アルミウィング | 604,000km | 12,980,000円 |
| 2022年 | クレーン | 132,000km | 21,500,000円 |
いすゞギガを安く売らないための3つのポイント
ここまでの実データと中古トラック市場の構造から、ギガで損をしないための要点は次の3つです。
- 輸出ルートを持つ業者に出す。 一般の買取業者は仕入れたギガを業者間オークションに転売するため、落札・成約手数料(大手USSの例で計約3万円)と中間マージンを引いた額が査定の上限になります。自社で海外へ直接売る販路を持つ業者は、その分を査定額に上乗せできます。過走行・大型が主流のギガでは、この 販路の差が特に効きます。
- 過走行・不動でも諦めない。 走行50万km超でも中央値548万円がつくのがギガです。エンジン・架装が使えれば部品取り・輸出で値がつくため、不動車・事故車でも輸出/部品系の業者に査定を出す価値があります。
- 円安局面で動く。 日本の中古車輸出は2025年に約171万台で3年連続過去最高となり、円安は輸出経由で買取価格を押し上げます。1ドル150円超のような円安は、ギガのような輸出主体の車種にとって売り時のサインです。
そして共通の鉄則は 複数社の相見積もり 。1社だけでは販路の差や相場無知につけ込まれます。必要書類や売却の流れ、業者の選び方はトラック買取業者おすすめ比較にまとめています。
よくある質問
Q. いすゞギガの買取相場はいくらですか?
A. 2026年6月時点の掲載価格(157台)では中央値660万円・レンジ168万〜4,980万円。主役は400万〜660万円台です。買取価格の目安は掲載価格から費用・利益を引いた 396万〜528万円 前後ですが、売り先が輸出ルートを持つかで上下します。
Q. 走行50万kmを超えたギガでも売れますか?
A. 売れます。集計の62%(98台)が50万km超で、その中央値は548万円・上限1,730万円。大型トラックは海外の長距離・建設需要や部品取りが下支えするため、過走行でも下げ止まる傾向です。
Q. ギガはどの架装が高く売れますか?
A. クレーンが中央値1,672万円と突出し、トラクタは395万円でした。クレーン・ダンプ・ミキサーなどの特装車は架装に価値があるため高値がつきやすいです。
Q. ギガはいつ売るのが得ですか?
A. 円安局面が有利です。中古車輸出は2025年に171万台で過去最高、円安は買取価格を押し上げます。為替ニュースを売り時の判断材料に。
Q. 動かない・故障したギガは買取対象ですか?
A. 対象です。部品取り・輸出前提で買い取る業者があり、レッカー無料なら自走不能でも引き取り可能。スクラップ費用を払う前に査定を。
まとめ
中古ギガ157台の中央値は 660万円 (レンジ168万〜4,980万円)。最大の特徴は 流通の62%が走行50万km超でも下げ止まる こと — 大型トラックの輸出需要が相場を支えているためです。だからこそ、ギガは 輸出ルートを持つ業者に・円安局面で・複数社比較で 売るのが鉄則。過走行や不動でも諦めず、まず無料査定で見積もりを比べてください。
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出典・データについて
- 相場データ : truck-bank.net 掲載の中古いすゞギガ 157台分(取得日 2026-06-14)を相場ナビ編集部が独自集計。掲載価格であり買取保証額ではありません。
- 中古車・中古トラックの輸出動向 : 財務省貿易統計/JUMVEA(日本中古自動車輸出業協同組合)、JETRO「中東向け自動車輸出」(トラック・バス仕向けでUAEが世界1位)。
- 過走行・不動車に値がつく仕組み : 各買取・輸出業者の公開情報、環境省 自動車リサイクル関連資料(中古部品の海外輸出)。
- 買取目安レンジは掲載価格に一般的な買取係数(60〜80%)を乗じた編集部の推定で、実額は各業者の査定で決まります。データの収集・集計方法は相場データについてをご覧ください。

