UDコンドルの買取相場|中古120台でわかる「中型4tで最も手頃・国内で売れる」理由【2026年6月】

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UDトラックス(旧・日産ディーゼル)のコンドルは、4t級を中心とする中型トラックの定番です。中古市場のコンドルには、大型トラックとは 逆向きの特徴 があります — 相場ナビ編集部が集計した流通中の120台は、中央値が 351万円 と当サイトで扱う5車種の中で最も手頃で、しかも 走行50万km超はわずか18台(約15%) 。過走行に振れる前の、国内でまだ使える個体が大半を占めます。

つまりコンドルは、ギガやクオンのような「過走行・輸出依存」の大型とは違い、 国内でそのまま再販できるタマが多い中型 です。国内のユーザーや販売店という買い手が下値を支えるぶん、過走行ばかりの車種ほど輸出ルートに頼り切る必要はありません。それでも、 国内再販に強い業者か・輸出の販路も持つ業者か で査定額には差が出ます(このあと詳述します)。

この記事では、truck-bank.net 掲載の 120台分 の実価格を独自集計し、コンドルの年式・走行距離・架装別の相場を、編集部の視点を添えてまとめます(取得日 2026-06-14)。掲載価格は売り手の希望価格で、買取価格はそこから業者の費用・利益を差し引いた水準が目安です。

なお、コンドルを語るうえで押さえておきたい素性があります。コンドルは初代1975年からの長寿ブランドで、初代から4代目(1975〜2017年・約42年)まではUDトラックス(旧・日産ディーゼル)の自社生産でした。ところが現行の5代目(2017年7月〜)と6代目(2024年1月〜)は いすゞ・フォワードのOEM で、エンジンもシャシーもいすゞ製です。つまり 名前はUDでも、現行コンドルの中身はいすゞ・フォワード 。2017年を境に自社製からいすゞ製へ切り替わったため、中古コンドルは世代(年式)によって中身が違う点に注意が必要です。中古市場で多いのは自社生産世代ですが、いすゞ製となった現行は部品供給や品質面の安心がそのまま効くため、 国内再販でも需要を取りやすい のが強みです。

PR過走行や古いコンドルでも、海外の輸出需要があるため値がつくことがあります。実際の買取額は車両ごとに変わるので、まず査定額を確認するのが確実です。相見積もり歓迎の 中古トラック買取【Bee Truck】 は無料の出張査定(故障車もOK)に対応しています。

UDコンドルの中古相場(実データ 120台)

truck-bank.net の中古コンドルの掲載価格を集計した結果は次のとおりです。

区分 サンプル数 最安 中央値 最高
全体 120台 110万円 351万円 1,573万円

中央値は 351万円 。レンジは110万〜1,573万円と幅がありますが、上限は塵芥車などの一部特装が押し上げているもので、 実勢の主役は300万〜450万円台 に集まります。中型4tとしては手の届きやすい価格帯で、これは後述のとおり 国内でそのまま使える個体が多い ことの裏返しでもあります。買取価格はこの掲載価格から業者の費用・利益を引いた水準(編集部試算で概ね 211万〜281万円 )が目安ですが、売り先で上下します。

走行距離別の買取相場 — コンドル相場の核心

コンドルの相場を理解する鍵はここです。集計した120台のうち、 走行50万km超はわずか18台(15%) にとどまり、残り85%は10万〜50万kmの「国内でまだ走れる」帯に収まります。大型トラックが流通の過半を過走行が占めるのとは対照的で、コンドルは 過走行に振れる前に売られる中型 だとデータが示しています。

走行距離 サンプル数 最安 中央値 最高
〜10万km 15台 116万円 460万円 1,573万円
10〜30万km 43台 128万円 347万円 841万円
30〜50万km 44台 198万円 359万円 778万円
50万km〜 18台 110万円 339万円 580万円

走行が進むほど中央値は下がります(〜10万kmの460万円 → 50万km〜の339万円)が、 下げ幅は緩やか で、50万km超でも中央値339万円・上限580万円が残ります。これは過走行帯が海外輸出・部品取りに支えられる一方、台数の多い10万〜50万km帯は 国内の買い手がそのまま値を付ける ためです。つまりコンドルは、輸出市場だけでなく国内再販需要が下値を支えている点が、大型トラックとの決定的な違いです。

年式別の買取相場

年式が新しいほど相場は高くなる傾向があります。2017年式(中央値289万円)から2005年式(中央値480万円)まで、年式の効きは大型ほど一直線ではなく、 どの架装が載っているかでマスごとに前後 します(古い年式でも特装が多い帯は中央値が高く出ます)。

年式 サンプル数 最安 中央値 最高
2017年 11台 247万円 289万円 778万円
2016年 11台 269万円 383万円 589万円
2015年 16台 198万円 328万円 659万円
2014年 10台 110万円 319万円 568万円
2013年 12台 238万円 350万円 715万円
2012年 5台 298万円 321万円 363万円
2008年 7台 347万円 439万円 748万円
2007年 5台 128万円 342万円 418万円
2006年 5台 347万円 358万円 682万円
2005年 6台 198万円 480万円 770万円
2002年 5台 231万円 306万円 405万円

注目すべきは、 2002年式でも中央値306万円が残る ことです。古い年式は国内よりも輸出向けの需要が中心になりますが、エンジン・架装が使える個体なら下値は抜けません。

ボディ形状(架装)別の買取相場 — クレーンが主役

コンドルの架装で目を引くのは クレーン です。19台と台数が多く、中央値も500万円と全架装で最高 — コンドルが クレーン・架装ベースとしての需要を厚く持つ ことを示しています。中型4tはクレーン車のベース車として定番で、ここがコンドル相場の上半分を支えています。

ボディ形状 サンプル数 最安 中央値 最高
アルミウィング 34台 198万円 319万円 778万円
クレーン 19台 299万円 500万円 715万円
冷凍バン 14台 110万円 269万円 359万円
コンテナ車 7台 347万円 450万円 874万円
キャリアカー(積載車) 7台 342万円 396万円 580万円
セルフローダー 6台 240万円 405万円 598万円
塵芥車(パッカー車) 5台 275万円 413万円 1,573万円
平ボディ 5台 349万円 439万円 841万円
平アルミブロック 5台 128万円 351万円 682万円

最も高いクレーン(中央値500万円・最安でも299万円)と、最も低い冷凍バン(中央値269万円)では 約1.9倍 の差。クレーン・セルフローダー・キャリアカーなど 架装そのものに価値が乗る特装 は、同じ年式・走行距離でも高値がつきやすい一方、冷凍バンは台数が多く・冷凍機の状態で評価が割れるため抑えられがちです。 お持ちのコンドルがクレーン架装なら、年式や走行距離以上に査定額を左右します。

コンドルの型式記号(TKG・PDGなど)の読み方

査定では年式に加えて 車検証の「型式」欄 も判断材料になります。型式の先頭に付く英数字は排出ガス規制の識別記号(国土交通省が一覧を公表)で、PDG-・PKG-なら平成17年規制(主に2007〜2011年頃)、 TKG-・TPG-なら平成22年規制(主に2011〜2016年頃) 、2RG-等なら平成28年規制世代を示します。今回の集計でTKG-世代に相当する2012〜2016年式の中央値は 319万〜383万円 の帯でした。なお本文で触れたとおり現行コンドルはいすゞフォワードのOEMのため、近年の個体はフォワード系の車型記号になります。査定申込時に型式を正確に伝えると、電話段階の概算が実額に近づきます。

年式×走行距離で見る相場(クロス集計)

年式と走行距離は単独でなく 掛け合わせ で効きます。下表は年式帯×走行距離帯ごとの中央値です。自分のコンドルに近いマスを見ると、より実態に近い目安がつかめます。

年式\走行距離 〜10万km 10〜30万km 30万km〜
新しめ(2018年〜) 874万円
(4台)
682万円
(3台)
560万円
(5台)
やや古(2013-2017) 548万円
(5台)
328万円
(20台)
319万円
(35台)
古(〜2012) 308万円
(6台)
347万円
(20台)
375万円
(22台)

データが集まるのは中段・下段の「10〜30万km」「30万km〜」 — つまり 国内で実用域の中走行・過走行帯にタマが厚い のがコンドルの分布です。ここで効くのが架装で、古い×過走行のマスでも中央値347万〜375万円が残るのは、クレーンなど特装の混在と国内再販需要のためです。年式の新しさと低走行が上を押し上げる一方、 底が緩やかなのが中型4tの強み といえます。

実際の掲載例(中古コンドル)

価格帯の異なる実例を抜粋しました(truck-bank.net掲載・取得日2026-06-14)。年式・走行・架装の組み合わせで価格がどう動くかの参考にしてください。古い年式・過走行でも特装架装で高値がつく例(2002年・61万km・セルフローダーで405万円、2004年・105万km・キャリアカーで540万円)が並ぶのが、コンドル相場の実態です。

年式 架装 走行距離 掲載価格
2013年 アルミウィング 834,000km 2,380,000円
2016年 ミキサー車(生コン車) 152,000km 2,970,000円
2008年 塵芥車(パッカー車) 263,000km 3,465,000円
2002年 セルフローダー 616,000km 4,048,000円
2004年 キャリアカー(積載車) 1,053,000km 5,400,000円
2022年 平アルミブロック 250,000km 6,820,000円

UDコンドルを安く売らないための3つのポイント

ここまでの実データと中古トラック市場の構造から、コンドルで損をしないための要点は次の3つです。

  1. 国内再販に強い業者と輸出ルートを持つ業者、両方に出す。 コンドルは走行50万km超が15%だけで国内現役が主流のため、買い手は国内ユーザー・販売店と輸出業者の両方にいます。一般の買取業者は仕入れたコンドルを業者間オークションに転売するため、落札・成約手数料と中間マージンを引いた額が査定の上限になります。一方、自社で国内に直販する販路や海外へ直接売るルートを持つ業者は、その分を査定額に上乗せできます。 同じコンドルでも、どの販路を持つ業者かで数十万円の差 が出ます。なお現行(2017年式以降)はいすゞ・フォワードと中身が同じOEM車なので、 フォワードの相場・需要も査定の参考 になります。査定を比べるときは「フォワード扱いに強い業者か」も見ておくと相場感をつかみやすくなります。
  2. クレーンなど架装の価値を正しく評価させる。 データではクレーンが中央値500万円・19台と厚く、コンドルは架装ベースとしての需要が強い車種です。クレーン・セルフローダー・キャリアカーなどの特装は架装自体に値がつくため、稼働状態・整備記録を揃えて査定に出すと評価が上がります。架装をひとまとめに「中型4t」と見る業者では、この価値が反映されません。
  3. 手頃な相場だからこそ、数字を知って複数社で比べる。 コンドルは中央値351万円と手の届きやすい価格帯で、それゆえ「これくらいだろう」と1社の言い値で手放されがちです。過走行ではない国内現役個体でも、販路の差で査定は割れます。このページの年式・走行・架装の数字を把握したうえで複数社を比較するだけで、安売りは避けられます。

必要書類や売却の流れ、業者の選び方はトラック買取業者おすすめ比較にまとめています。

よくある質問

Q. UDコンドルの買取相場はいくらですか?
A. 2026年6月時点の掲載価格(120台)では中央値351万円・レンジ110万〜1,573万円。中型4tの中では手頃で、主役は300万〜450万円台です。買取価格の目安は掲載価格から費用・利益を引いた 211万〜281万円 前後ですが、国内再販に強い業者か輸出ルートを持つ業者かで上下します。

Q. コンドルは過走行が多いトラックですか?
A. いいえ。集計120台のうち走行50万km超はわずか18台(15%)で、残り85%は10万〜50万kmの国内で使える帯です。過走行・輸出主流の大型トラックと対照的に、コンドルは国内で現役のまま再販されるタマが多い中型です。

Q. コンドルはどの架装が高く売れますか?
A. クレーンが中央値500万円・19台と最も高く、台数も厚いのが特徴です。冷凍バンは269万円と低め。コンドルはクレーン・架装ベースの需要が強く、特装は架装自体に値がつくため高値がつきやすいです。

Q. コンドルは輸出向けと国内向けのどちらで売れますか?
A. 両方です。走行が少なめの個体は国内のユーザー・販売店が買い手になり、古い・過走行の個体は輸出や部品取りが下支えします。輸出一辺倒の大型と違い、国内需要が下値を支えるぶん、販路で査定差が出ます。

Q. 現行コンドルはいすゞ・フォワードと同じと聞きましたが、査定に関係しますか?
A. 関係します。現行の5代目(2017年7月〜)・6代目(2024年1月〜)はいすゞ・フォワードのOEMで、エンジン・シャシーともいすゞ製です。中身が同じなので、現行コンドルを査定するときは フォワードの相場・需要も参考 になります。いすゞ製ゆえ部品供給や品質の安心がそのまま効き、国内再販でも需要を取りやすいのが強み。一方、4代目まで(〜2017年)はUDの自社生産で中身が異なるため、 世代(年式)で評価が変わる 点は押さえておきましょう。

Q. 動かない・故障したコンドルは買取対象ですか?
A. 対象です。部品取り・輸出前提で買い取る業者があり、レッカー無料なら自走不能でも引き取り可能。スクラップ費用を払う前に査定を。

まとめ

中古コンドル120台の中央値は 351万円 (レンジ110万〜1,573万円)で、当サイトの5車種中もっとも手頃です。最大の特徴は 走行50万km超がわずか15%=国内現役が主流 なこと — 過走行・輸出依存の大型とは逆に、国内でそのまま再販できるタマが多い中型です。さらに クレーン架装が19台・中央値500万円 と厚く、ここが相場の上半分を支えます。だからこそコンドルは、 国内再販に強い業者と輸出ルートを持つ業者の両方に・架装の価値を評価させて・複数社比較で 売るのが鉄則。手頃な相場だからと1社の言い値で手放さず、まず無料査定で見積もりを比べてください。

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出典・データについて

  • 相場データ : truck-bank.net 掲載の中古UDトラックスコンドル 120台分(取得日 2026-06-14)を相場ナビ編集部が独自集計。掲載価格であり買取保証額ではありません。
  • 中古車・中古トラックの輸出動向と国内再販 : 財務省貿易統計/JUMVEA(日本中古自動車輸出業協同組合)、JETRO「中東向け自動車輸出」。中型クラスは大型ほど輸出一辺倒でなく、国内の再販需要も下値を支えます。
  • 業者ごとの査定差が生まれる仕組み(流通ルート) : 各買取・輸出業者の公開情報、業者間オークションの手数料体系(落札・成約手数料)。自社直販・自社輸出ルートを持つ業者ほど中間マージンを圧縮できます。
  • 過走行・不動車に値がつく仕組み : 環境省 自動車リサイクル関連資料(中古部品の海外輸出)、各部品取り・輸出業者の公開情報。
  • UD・コンドルの沿革・OEM(世代別の中身) : Wikipedia日本語版「UD・コンドル」。初代(1975年)から4代目(〜2017年)までは自社生産、現行5代目(2017年7月〜)・6代目(2024年1月〜)はいすゞ・フォワードのOEM。
  • 買取目安レンジは掲載価格に一般的な買取係数(60〜80%)を乗じた編集部の推定で、実額は各業者の査定で決まります。データの収集・集計方法は相場データについてをご覧ください。
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