日野デュトロの買取相場|年式・走行距離・架装別の実データ【2026年9月】

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結論から :

  • 日野デュトロの中古相場は、2026年9月に集計した中古流通178台のうち 中古車(登録済未使用車を除く)158台で中央値312万円 (25〜75パーセンタイルで236万〜418万円)。買取試算は概ね 187万〜250万円 前後
  • 6月(352万円)から約11%下がった 。在庫が14%増え、平ボディ(348万→253万円)・高所作業車・クレーンの下げが大きい
  • 同じ中身の三つ子で比べると、 デュトロ330万円>ダイナ311万円>トヨエース265万円 (掲載全体の中央値)。本家が最も高い
  • 走行距離は 10万kmの手前が最も効く (〜10万km 340万円、10〜30万km 297万円)。30万km超でも265万円で下げ止まる

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日野デュトロは、1999年にトヨタと共同開発で登場して以来、 ダイナ/トヨエースと共通設計の“三つ子”の本家 にあたる小型トラックです。トヨタブランド2車の新車販売は2020年3月で終了したため、現在この系統の新車はデュトロのみ。中古市場でも部品供給の安定が強みになります。この記事では、相場ナビ編集部が中古トラック流通サイト truck-bank.net の掲載価格を 2026年6月と9月の2回、各178台独自集計 し、デュトロの相場を「いま」と「3か月の値動き」、そして 兄弟車との比較 から読み解きます。

まず結論:デュトロの9月相場は「中古車158台」で見る

9月に集計した178台には、 2025〜2026年式で走行5,000km以下の登録済未使用車が20台 含まれています(6月は8台)。この層の中央値は約690万円で、含めると全体の中央値は330万円に上がりますが、使ったデュトロを売る人の目安にはなりません。本記事の以降の表は、断りがない限りこの20台を除いた 中古車158台 で集計しています。

区分 サンプル数 最安 25% 中央値 75% 最高
中古車(2026年9月) 158台 110万円 236万円 312万円 418万円 889万円
参考: 中古車(2026年6月) 170台 100万円 242万円 352万円 462万円 1,070万円
参考: 登録済未使用車(9月) 20台 490万円 — 約690万円 — 1,100万円

中央値312万円は中古として「売られている」価格の中央値です。あなたが業者に「売る」買取価格はこれより低く、 編集部試算で概ね187万〜250万円 (掲載中央値の6〜8割)が目安になります。

読みどころ①:6月→9月で中古デュトロは約11%下がった——在庫増と平ボディの下げ

同じ方法で3か月前に集計した中古車170台と比べると、 中央値は352万円から312万円へ約11%下落 しました。掲載在庫は1,183台から1,351台へ約14%増えています。架装別に並べると、下げの中心がはっきりします。

架装(中古車のみ) 6月 中央値(台数) 9月 中央値(台数) 変化
平ボディ 348万円(22台) 253万円 (29台) ▼95万円
アルミバン 318万円(17台) 297万円 (24台) ▼21万円
冷凍バン 352万円(19台) 297万円 (19台) ▼55万円
クレーン 479万円(19台) 388万円 (18台) ▼91万円
高所作業車 394万円(24台) 294万円 (17台) ▼100万円
ダンプ 226万円(14台) 257万円 (11台) ▲31万円
塵芥車(パッカー車) 341万円(16台) 347万円 (11台) 横ばい

平ボディは台数が増えて中央値が95万円下がり、高所作業車・クレーンといった特装系も下がりました。同じ小型2tで同じ期間に、いすゞエルフも下がり(328万→298万円)、キャンターの中古車は上がった(248万→278万円)ので、小型全体というより車種ごとの需給です。デュトロは在庫が積み上がった局面にあり、 「待てば上がる」材料はこの3か月にはありません 。

この比較は掲載価格の集計値の比較で、在庫の入れ替わりが大きいため目安です。

読みどころ②:三つ子(デュトロ・ダイナ・トヨエース)は同じ中身でも値段が違う

デュトロ・ダイナ・トヨエースは1999年以降の共通設計で、ダイナとトヨエースは中身がデュトロのOEMです。それでも中古相場は同じではありません。相場ナビが同じ9月に集計した3車の掲載全体の中央値を並べます。

車種 集計台数 中央値(掲載全体) 平ボディ中央値 新車販売
日野デュトロ 178台 330万円 263万円 継続中
トヨタダイナ 241台 311万円 298万円 2020年3月終了
トヨタトヨエース 115台 265万円 258万円 2020年3月終了

本家のデュトロが最も高く、トヨエースが最も安い並びです。デュトロは新車が現在も販売されていて部品供給が最も安定しているため、中古でも指名で選ばれやすいのが背景です。ただし平ボディに限るとダイナのほうが高く、デュトロの高さはクレーン・高所作業車・塵芥車といった特装系が押し上げている面があります。 売り手にとっては「デュトロだから」で一律に高いわけではなく、架装で決まる ことを押さえてください。

読みどころ③:走行距離は10万kmの手前が最も効く

走行距離(中古車のみ) サンプル数 中央値 参考: 6月
〜10万km 62台 340万円 395万円
10〜30万km 82台 297万円 300万円
30〜50万km 14台 265万円 218万円

〜10万km(340万円)から10〜30万km(297万円)へ下がったあと、30〜50万km(265万円)との差は小さく、過走行帯は6月からむしろ上がっています。デュトロの流通は10〜30万kmが最多(82台・52%)で、この帯は3か月で300万→297万円とほぼ横ばいでした。下げが集中したのは〜10万kmの帯(395万→340万円)で、 高年式・低走行の個体ほど値下がりの影響を受けた ことになります。売り手にとっての含意は、10万km手前の個体は寝かせるほど不利になりやすいということです。

ボディ形状(架装)別の買取相場(中古車・2026年9月)

ボディ形状 サンプル数 中央値
平ボディ 29台 253万円
アルミバン 24台 297万円
冷凍バン 19台 297万円
クレーン 18台 388万円
高所作業車 17台 294万円
ダンプ 11台 257万円
塵芥車(パッカー車) 11台 347万円

デュトロの架装は平ボディ・バン系・特装系がほぼ三分されており、 特装系の比率が高い のが三つ子の中での特徴です(ダイナは平ボディが5割)。クレーン(388万円)と塵芥車(347万円)が上位で、平ボディ(253万円)との差は約1.5倍。6月は高所作業車が最多架装でしたが、9月は台数を減らして中央値も100万円下がりました。

年式別の買取相場(中古車・2026年9月)

年式 サンプル数 最安 中央値 最高
2021年 7台 218万円 499万円 889万円
2020年 14台 218万円 349万円 748万円
2019年 17台 186万円 300万円 550万円
2018年 19台 163万円 312万円 770万円
2017年 17台 187万円 338万円 587万円
2016年 6台 150万円 192万円 467万円
2015年 15台 130万円 288万円 703万円
2014年 8台 225万円 295万円 380万円
2013年 12台 132万円 262万円 673万円
2012年 12台 142万円 286万円 506万円
2011年 6台 185万円 229万円 319万円
2010年 7台 185万円 434万円 724万円
2007年 3台 175万円 267万円 273万円

2017〜2020年式が300万〜350万円の帯で流通の中心(67台)です。2018年式が6月の460万円から312万円へ大きく下がるなど、単年の動きは架装の混ざり方によるもので、年式は「帯」で読むのが実態に近い見方です。2010年式(434万円)はクレーン等の特装が多く混ざっています。

デュトロの世代と型式記号(TKG・BKG・2RGなど)の読み方

デュトロは初代(1999〜2011年)と、2011年7月のフルモデルチェンジで登場した2代目(現行)に分かれます。査定では年式に加えて 車検証の「型式」欄 が判断材料になり、デュトロの型式は「TKG-XZU605M」のように 先頭の英数字(排出ガス規制の識別記号)+車型記号(XZU・XZCなど) で構成されています。先頭記号は国土交通省が一覧を公表しており、次のように登録時期の目安が読み取れます。

型式の先頭記号 排出ガス規制 登録時期の目安 9月集計の中央値(該当年式帯)
PB-・PA- 平成16年(新短期)規制 2004〜2007年頃 約270万円(サンプル少)
BKG-・BDG- 等 平成17年(新長期)規制 2007〜2011年頃 約230万〜430万円
TKG-・TPG-・TRG- 等 平成22年(ポスト新長期)規制 主に2011〜2016年頃 約192万〜295万円
2RG-・2PG- 等 平成28年規制 2016年頃〜 約300万〜500万円

検索の多い「 デュトロ TK 」は、このTKG-型式(2代目前期・平成22年規制適合車)を指すのが一般的です。9月の集計では該当する2012〜2016年式の中央値は 192万〜295万円 の帯にあります。規制世代が新しいほど輸出先の選択肢が広がるため、 同じ年式・走行距離でも型式記号で査定が変わる ことがあります。査定申込時に型式を正確に伝えると、電話段階の概算が実額に近づきます。

ハイブリッドのデュトロについて

デュトロには初代の2003年からディーゼルハイブリッド車が設定されており、小型トラックのHVとしては最古参の系譜です。ただし中古流通はディーゼル車に比べて大幅に少なく、9月の178台の集計でもサンプル僅少のため、統計的に信頼できる個別レンジは提示できません。実務上は 同年式・同走行のディーゼル車の相場に準じたうえで、HVバッテリーと駆動ユニットの状態で上下する と考えてください。HV警告灯の有無・バッテリー交換歴の整備記録を用意し、 HVの販路を持つ業者を含めて複数社で査定比較 するのが安全です。

年式×走行距離で見る相場(クロス集計・中古車・2026年9月)

年式\走行距離 〜10万km 10〜30万km 30万km〜
新しめ(2018年〜) 357万円
(23台)
338万円
(34台)
218万円
(6台)
やや古(2013-2017) 339万円
(22台)
250万円
(32台)
328万円
(4台)
古(〜2012) 295万円
(17台)
267万円
(16台)
240万円
(4台)

「新しめ・〜10万km」(357万円)と「やや古・〜10万km」(339万円)の差が小さく、 デュトロでは低走行なら年式の差があまり効かない のが読み取れます。逆に「新しめ・30万km〜」(218万円)は古い帯より低く、高年式でも30万kmを超えると年式の価値が消えます。最も台数が多いマスは「新しめ・10〜30万km」(34台・338万円)と「やや古・10〜30万km」(32台・250万円)で、売却時のデュトロの典型はこの2つです。

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実際の掲載例(中古デュトロ・2026年9月)

集計した中から価格帯の異なる実例を抜粋しました(truck-bank.net の掲載・取得日 2026-09-28)。

年式 架装 走行距離 車検 掲載価格
2005年 高所作業車 49,000km 2027年8月まで 173.8万円
2013年 キャリアカー(積載車) 191,000km 2027年7月まで 249.7万円
2020年 平ボディ 66,000km 抹消 330万円
2010年 クレーン 68,000km 抹消 435万円
2026年 平ボディ 1,000km 2028年1月まで 660万円(登録済未使用車)

2010年式・走行6.8万kmのクレーンが435万円で、2020年式の平ボディ(330万円)を上回っています。年式より架装が効くデュトロ相場の典型です。なお中古車158台のうち約7割は「抹消」状態で流通しており、車検の有無は架装や走行距離ほど価格を動かしていません。

デュトロを安く売らないための要点(デュトロ編)

掲載価格と買取価格の差、業者ごとの査定差が生まれる仕組み(販路・手数料・相見積もりの効かせ方)と、売却の流れ・必要書類はトラック買取業者おすすめ比較にまとめています。ここではデュトロに固有の要点だけ挙げます。

  • 「相場サイトの中央値」を鵜呑みにしない :登録済未使用車が1割混ざるため、全体の中央値(330万円)は使ったデュトロの目安になりません。中古車の312万円、さらに自分の架装・走行帯のマスで見てください。
  • いまは下げ局面 :中古デュトロの相場は6月から9月にかけて11%下がり、在庫は増えました。売ると決めたら寝かせず、複数社比較で上限を引き出すのが得策です。
  • 架装を主語にして依頼する :特装系の比率が高い車種で、クレーン388万円・塵芥車347万円と平ボディ253万円では1.5倍違います。架装の販路を持つ業者かどうかで提示額が変わります。
  • 兄弟車の相場を参照点にする :中身が同じダイナ・トヨエースの同年式・同架装の数字(ダイナ・トヨエース)を持って臨むと、「デュトロは高い」「安い」どちらの言い分にも根拠で応えられます。
  • 型式記号(TKG-など)と走行距離を最初に伝える :規制世代と10万kmのどちら側かで、電話段階の概算が変わります。

よくある質問

Q. 日野デュトロの買取相場はいくらですか?
A. 2026年9月取得の中古流通価格(truck-bank.net掲載 178台)のうち、登録済未使用車20台を除いた中古車158台の中央値は312万円、25〜75パーセンタイルで236万〜418万円でした。買取価格の目安は編集部試算で187万〜250万円前後です。掲載全体の中央値330万円は登録済未使用車を含む数字なので、使ったデュトロの目安にはなりません。

Q. デュトロの相場は最近上がっていますか、下がっていますか?
A. 下がっています。中古車の中央値は6月352万円から9月312万円へ約11%下落しました。平ボディ(348万→253万円)、高所作業車(394万→294万円)、クレーン(479万→388万円)の下げが大きく、ダンプだけが上がりました。在庫は14%増えています。サンプルの入れ替わりが大きいため目安です。

Q. デュトロとダイナ・トヨエースは相場が違いますか?
A. 同じ9月の集計で、掲載全体の中央値はデュトロ330万円、ダイナ311万円、トヨエース265万円でした。中身は同じですが本家のデュトロが最も高く、新車が継続販売されていて部品供給が安定していることが背景です。ただし平ボディに限るとダイナのほうが高く、デュトロの高さは特装系が押し上げています。

Q. デュトロはどの架装(ボディ)が高く売れますか?
A. 9月の集計ではクレーン(388万円)、塵芥車(347万円)が上位で、平ボディ(253万円)が最も低めでした。特装系の比率が高い車種で、架装の種類と稼働状態を必ず査定に反映させてください。

Q. 走行距離が多いデュトロでも売れますか?
A. 売れます。30〜50万kmでも中央値265万円で、6月の218万円から上がっています。10万kmを超えると下がりますが、そこから先の下げ幅は小さく、輸出向けの需要が価格の床になります。輸出ルートを持つ業者を相見積もりに入れるのがコツです。

Q. 動かない・故障したデュトロは買取対象ですか?
A. 不動車・故障車でも、部品取りや輸出を前提に買い取る専門業者があります。レッカー無料の業者なら自走できなくても引き取りに対応します。詳しくは動かないトラックでも売れる?をご覧ください。

Q. デュトロの型式「TKG-」とは何ですか?
A. 車検証の型式欄の先頭に付く排出ガス規制の識別記号で、TKG-は平成22年(ポスト新長期)規制適合を示します。主に2012〜2016年頃に登録された2代目デュトロに付く記号で、9月の集計では該当年式の中央値は192万〜295万円の帯でした。

Q. デュトロのルートバンやハイブリッドはいくらで売れますか?
A. どちらも中古流通が少なく、統計的な相場レンジは提示できません。ルートバンは絶版で指名需要があるため希少性が下支えし、ハイブリッドは同条件のディーゼル車に準じたうえでHVバッテリーの状態で上下します。いずれも評価が業者によって割れやすいため、複数社比較が特に重要です。

まとめ

2026年9月の日野デュトロの中古相場は、登録済未使用車を除いた中古車158台で中央値 312万円 (25〜75パーセンタイル236万〜418万円)。6月の352万円から約11%下がり、平ボディ・高所作業車・クレーンが下げを引っ張りました。三つ子の中では デュトロ330万円>ダイナ311万円>トヨエース265万円 (掲載全体)と本家が最も高いものの、その差は特装系が作っており、価格を決めるのは 架装と10万kmの壁 です。買取価格の目安は 187万〜250万円 ですが、売り先で数十万円変わります。兄弟車の相場を参照点に、複数社で比較してください。

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出典・データについて

  • 相場データ : truck-bank.net に掲載された中古デュトロの販売価格を、2026年6月14日(178台・掲載在庫1,183台)と2026年9月28日(178台・掲載在庫1,351台)の2回、相場ナビ編集部が独自集計。本文の相場は、2025年式以降で走行5,000km以下の登録済未使用車(9月20台・6月8台)を除いた中古車で集計しています。掲載価格であり買取保証額ではありません。買取目安レンジは販売価格に一般的な買取係数(60〜80%)を乗じた編集部の推定で、実額は各業者の査定で決まります。6月と9月の比較は掲載価格の集計値の比較で、同一車両の値動きではありません。三つ子比較のダイナ・トヨエースの数値は同日に同じ方法で集計した掲載全体の中央値です。収集・集計方法は相場データについてをご覧ください。
  • デュトロの来歴 : 日野自動車ニュースリリース「小型BEVトラック『日野デュトロ Z EV』を新発売」(2022年6月28日)、Wikipedia日本語版「日野・デュトロ」(1999年トヨタと共同開発で初代登場/2011年7月に12年ぶりフルモデルチェンジで2代目/ダイナ・トヨエースへOEM供給、トヨタブランドの新車販売は2020年3月終了/2003年にハイブリッド車を追加設定)。
  • 型式の識別記号 : 国土交通省「自動車排出ガス規制の識別記号一覧」。登録時期の目安は識別記号の適用時期に基づく編集部の整理です。
  • 中古車・中古トラックの輸出動向 : 財務省貿易統計/JUMVEA(日本中古自動車輸出業協同組合)/JETRO(2025年の中古車輸出は約171万台で3年連続過去最高、トラック・バス仕向けでUAEが世界1位)。
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