トヨタトヨエースの買取相場|中古105台でわかる「過走行になる前に手放す」小型2tの売り方【2026年6月】

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トヨタトヨエースは、近距離の配送・営業を担う小型2tトラックです。中古市場のトヨエースには、大型のギガやクオンとは はっきり異なる特徴 があります — 相場ナビ編集部が集計した流通中の105台のうち、 走行10〜30万kmが61台(約58%) 。50万km超が流通の6割を占める大型トラックとは違い、トヨエースは 過走行になりきる前に入れ替わる車格 です。

理由はシンプルで、小型2tは近距離の積み下ろし中心で使われるため、長距離を走り込む大型ほど距離が伸びないからです。これは相場にも効きます。中央値は 255万円 (平均284万円・レンジ88万〜597万円)で、当サイトで集計した5車種のなかでは最も手頃。価格帯が手頃で台数も多いぶん、 買い手がつきやすく回転が速い のもトヨエースの強みです。

そして買い手の顔ぶれも大型とは異なります。エルフ・キャンター・ダイナと並ぶ小型2t級は、 東南アジアの軽積載・近距離輸送の需要 が中心です(アフリカの長距離・建設需要が支える大型とはここが違います)。トヨエースは ダイナと姉妹車 で部品供給が安定しているため、海外でも整備・再販がしやすく扱いやすい一台です。

ここで押さえておきたい素性が一つあります。トヨエースは1999年以降、日野と共同開発で ダイナ/トヨエース/日野デュトロが“三つ子” にまとめられ、中身は実質 日野デュトロのOEM です。しかも トヨタブランドのトヨエース/ダイナの新車販売は2020年3月で終了 しており、いま市場で「トヨエースを売買する」のは事実上すべて中古市場の話になります。新車がないぶん中古の希少性が相場を下支えし、デュトロと中身が同じで部品供給が安定しているため海外でも整備・再販がしやすい——この素性が、これまで見てきた 「小型・走行控えめ・東南アジア需要」 の相場構造をいっそう補強しています。

この記事では、truck-bank.net 掲載の 105台分 の実価格を独自集計し、トヨエースの年式・走行距離・架装別の相場を、編集部の視点を添えてまとめます(取得日 2026-06-14)。掲載価格は売り手の希望価格で、買取価格はそこから業者の費用・利益を差し引いた水準が目安です。

PR過走行や古いトヨエースでも、海外の輸出需要があるため値がつくことがあります。実際の買取額は車両ごとに変わるので、まず査定額を確認するのが確実です。相見積もり歓迎の 中古トラック買取【Bee Truck】 は無料の出張査定(故障車もOK)に対応しています。

トヨタトヨエースの中古相場(実データ 105台)

truck-bank.net の中古トヨエースの掲載価格を集計した結果は次のとおりです。

区分 サンプル数 最安 中央値 最高
全体 105台 88万円 255万円 597万円

中央値は 255万円 、平均は284万円。中央値と平均が近く、分布が大型トラックほど上に振れていないのが小型2tの特徴です(大型ギガは平均が中央値を200万円以上上回り、新車級が一部を押し上げていました)。トヨエースは価格帯がまとまっていて、 相場が読みやすく売りやすい 。買取価格はこの掲載価格から業者の費用・利益を引いた水準(編集部試算で概ね 153万〜204万円 )が目安ですが、後述のとおり売り先で上下します。

年式別の買取相場

データ上、2008年式(中央値133万円)と2020年式(中央値389万円)では約256万円の差があり、平均すると年式が1年新しいごとにおおむね21万円前後ずつ高くなる傾向が読み取れます(単年ごとの増減は架装やサンプル数の影響で前後します)。

年式 サンプル数 最安 中央値 最高
2020年 10台 288万円 389万円 561万円
2019年 15台 190万円 389万円 549万円
2018年 12台 143万円 253万円 368万円
2017年 11台 222万円 314万円 569万円
2016年 11台 180万円 249万円 597万円
2014年 8台 100万円 200万円 288万円
2013年 7台 164万円 249万円 377万円
2012年 5台 156万円 255万円 273万円
2008年 6台 89万円 133万円 402万円

新しめの年式(2019〜2020年)でも中央値389万円どまりで、大型のように年式で一気に跳ね上がりません。年あたりの下落も21万円前後と緩やか。つまりトヨエースは 「あと1年待つ」価値が薄く、状態のよいうちに動いたほうが手取りを取りこぼしにくい 車格です。

走行距離別の買取相場 — トヨエース相場の核心

トヨエースの相場を理解する鍵はここです。集計した105台のうち 走行10〜30万kmが61台(58%) 、〜10万kmが42台。 50万km超は1台もなく 、大型ギガ(流通の62%が50万km超)とは正反対の分布になっています。小型2tは近距離中心で距離が伸びにくく、 過走行になる前に手放される のが実態です。

走行距離 サンプル数 最安 中央値 最高
〜10万km 42台 128万円 279万円 597万円
10〜30万km 61台 88万円 239万円 565万円

〜10万kmの中央値279万円に対し、10〜30万kmは239万円。走行が進むと明確に下がります。ただし上限(565万円)は過走行帯でも高く、これは東南アジア向け輸送・部品取りの需要が下支えするためです。 小型は早めに売るのが基本 ですが、距離が伸びてしまっても架装次第・販路次第で値は残ります。

ボディ形状(架装)別の買取相場

トヨエースは架装(ボディ)によって需要も価格も大きく変わります。形状別の相場は次のとおりです。

ボディ形状 サンプル数 最安 中央値 最高
平ボディ 43台 100万円 249万円 418万円
アルミバン 22台 88万円 238万円 519万円
クレーン 9台 350万円 463万円 597万円
冷凍バン 9台 104万円 295万円 549万円
ルートバン 5台 186万円 190万円 228万円

架装別では「クレーン」が中央値463万円と最も高く、「ルートバン」は190万円でした。クレーン・冷凍バンなどの特装車は架装そのものに価値が乗るため、同じ年式・走行距離でも高値がつきやすい傾向です。一方、流通の6割を占める 平ボディ・アルミバン(あわせて65台)は価格帯が手頃で台数も多く、買い手が見つかりやすい=回転が速い のが小型2tの強み。手頃な分、複数社に当てれば買い手の取り合いで上限に寄せやすくなります。

年式×走行距離で見る相場(クロス集計)

年式と走行距離は単独でなく 掛け合わせ で効きます。下表は年式帯×走行距離帯ごとの中央値です。自分のトヨエースに近いマスを見ると、より実態に近い目安がつかめます。

年式\走行距離 〜10万km 10〜30万km 30万km〜
新しめ(2018年〜) 389万円
(17台)
288万円
(19台)
やや古(2013-2017) 279万円
(16台)
237万円
(22台)
古(〜2012) 226万円
(9台)
198万円
(20台)

注目は 「30万km〜」のマスが全部空白 なこと。大型ギガでは過走行マスが流通の中心でしたが、トヨエースには過走行帯の在庫がほとんど存在しません。これが小型2tの相場構造そのものです。開きは「新しめ・〜10万km」の389万円から「古・10〜30万km」の198万円まで約2.0倍。 年式の差より、走行が30万kmに届く前に売れるかどうかが効く という読み方ができます。

実際の掲載例(中古トヨエース)

価格帯の異なる実例を抜粋しました(truck-bank.net掲載・取得日2026-06-14)。年式・走行・架装の組み合わせで価格がどう動くかの参考にしてください。古い年式でも特装架装なら値が残る例(2008年・高所作業車で247万円、2003年・クレーンで395万円)が並ぶのが、小型でも架装次第で価格が決まる実態を表しています。

年式 架装 走行距離 掲載価格
2008年 平ボディ 105,000km 1,330,000円
2010年 アルミバン 144,000km 1,980,000円
2008年 高所作業車 145,000km 2,475,000円
2017年 冷凍バン 175,000km 2,950,000円
2003年 クレーン 206,000km 3,950,000円
2016年 深ダンプ 49,000km 5,100,000円

トヨエースを安く売らないための3つのポイント

ここまでの実データと小型2tの市場構造から、トヨエースで損をしないための要点は次の3つです。

  1. 過走行になる前に、状態のよいうちに動く。 トヨエースは流通の58%が10〜30万km、50万km超はゼロという「過走行になる前に入れ替わる」車格です。年あたりの下落も21万円前後と緩やかで、待っても価格はほとんど上がりません。 走行が30万kmに届く前・状態がよいうち に売るのが、小型2tでは最も効く一手です。
  2. 小型・東南アジア輸出に対応する業者に出す。 トヨエースの買い手は、アフリカ長距離が中心の大型とは違い 東南アジアの軽積載需要 が中心です。中身が日野デュトロと同じ(ダイナ/トヨエース/デュトロは三つ子)で部品供給が安定しているため海外でも扱いやすく、過走行・不動でも部品取り・現地再販で値がつきます。 トヨタブランドの新車は2020年3月で販売終了 =今後は中古しか出回らないため、状態のよい個体は希少性が下支えに働きます。小型・輸出ルートを持つ業者なら、その販路分を査定額に上乗せできます。
  3. 手頃でも複数社で比べる。 中央値255万円とトヨエースは手頃ですが、だからこそ「1社の言い値」と「相見積もりの上限」の差が手取りに直結します。平ボディ・アルミバンのような台数の多い架装は買い手の取り合いになりやすく、複数社に当てるだけで上限に寄せやすい。手頃な車格ほど比較の手間が利回りに効きます。

必要書類や売却の流れ、業者の選び方はトラック買取業者おすすめ比較にまとめています。

よくある質問

Q. トヨタトヨエースの買取相場はいくらですか?
A. 2026年6月時点の掲載価格(105台)では中央値255万円・平均284万円・レンジ88万〜597万円で、当サイト集計の5車種中もっとも手頃でした。買取価格の目安は掲載価格から費用・利益を引いた 153万〜204万円 前後ですが、売り先が小型・輸出ルートを持つかで上下します。

Q. トヨエースは大型トラックより走行距離が少ないのはなぜですか?
A. 小型2tは近距離の配送・営業中心で、長距離を走り込む大型ほど距離が伸びないためです。集計でも10〜30万kmが61台(58%)で、50万km超は0台。50万km超が主流の大型(ギガ)とは相場構造が逆で、 過走行になる前に入れ替わる のがトヨエースの特徴です。

Q. トヨエースはどの架装が高く売れますか?
A. クレーンが中央値463万円と最も高く、ルートバンは190万円でした。特装車は架装に価値があるため高値がつきやすい一方、平ボディ・アルミバン(あわせて65台)は手頃で台数が多く、買い手が見つかりやすく回転が速いのが小型の強みです。

Q. トヨエースは海外でも需要がありますか?
A. あります。エルフ・キャンター・ダイナと並ぶ小型2t級は東南アジアの軽積載需要が中心。トヨエースは1999年以降ダイナ・日野デュトロと共通設計の三つ子(中身は日野デュトロのOEM)で部品供給が安定し、海外でも整備・再販がしやすい車両です。 トヨタブランドの新車は2020年3月で販売終了 =出回るのは中古のみで、過走行帯でもレンジ上限は高めに出ています。

Q. 動かない・故障したトヨエースは買取対象ですか?
A. 対象です。ダイナと共通部品が多く海外で部品の引き合いがあるため、不動車・故障車でも部品取り・東南アジア向け輸出前提で買い取る業者があります。レッカー無料なら自走不能でも引き取り可能。スクラップ費用を払う前に査定を。

まとめ

中古トヨエース105台の中央値は 255万円 (平均284万円・レンジ88万〜597万円)で、当サイト集計5車種中もっとも手頃でした。最大の特徴は 走行10〜30万kmが58%・50万km超は0台 — 大型のように過走行が主流にならず、 過走行になる前に入れ替わる小型2t だということです。だからこそトヨエースは 状態のよいうちに・東南アジア輸出に対応する業者に・手頃でも複数社比較で 売るのが定石。価格は手頃でも回転が速く、タイミングと販路で十分差がつきます。まず無料査定で見積もりを比べてください。

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出典・データについて

  • 相場データ : truck-bank.net 掲載の中古トヨタトヨエース 105台分(取得日 2026-06-14)を相場ナビ編集部が独自集計。掲載価格であり買取保証額ではありません。
  • 小型2tの輸出先(東南アジアの軽積載需要)と車格別の買い手 : everycar(地域別の車種嗜好)、BeeTruck、JETRO「中東向け自動車輸出」など各種公開情報。小型(エルフ/キャンター/ダイナ/トヨエース等)は東南アジアの軽積載・近距離需要、大型(ギガ/クオン等)はアフリカの長距離・建設需要が中心。
  • トヨエースとダイナの姉妹車関係・部品供給 : トヨタ車両諸元および各買取・輸出業者の公開情報。共通部品が多く海外での整備・再販がしやすい点。
  • トヨエースの沿革・ダイナ姉妹・日野デュトロOEM・2020年販売終了 : トヨタ75年史、Wikipedia日本語「トヨタ・トヨエース」「トヨタ・ダイナ」「日野・デュトロ」。1954年トヨペット・ライトトラックSKB型を起源に1956年「トヨエース」と命名、1985年以降ダイナと姉妹車化、1999年から日野と共同開発でダイナ/トヨエース/日野デュトロが三つ子に。トヨタブランドのトヨエース/ダイナの新車販売は2020年3月で終了し、2021年7月に1t積も日野へ移管して全車が日野製(デュトロのOEM)となった。
  • 過走行・不動車に値がつく仕組み : 各買取・輸出業者の公開情報、環境省 自動車リサイクル関連資料(中古部品の海外輸出)。
  • 買取目安レンジは掲載価格に一般的な買取係数(60〜80%)を乗じた編集部の推定で、実額は各業者の査定で決まります。データの収集・集計方法は相場データについてをご覧ください。
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